INTRODUCTION

バイエルン州アウクスブルクに本拠地を置くサッカークラブで、1907年8月8日、FKアレマニア・アウクスブルクとして設立された。

ホームスタジアムの「WWKアレーナ」は、ミュンヘンに本社を置く保険会社「WWK(ベベカ)」がネーミングライツを持っている。地球の自然エネルギーである地熱を利用した複雑なシステムで電力を供給しているため、世界初の CO2 ニュートラルなスタジアムであり、年間約7億5000万トンの二酸化炭素を削減することができる。

1970年代からはブンデスリーガ2部と3部を往復することが多かった。2000年に4部へ降格したものの、2シーズンで3部へ復帰を果たした。そして、2006年に23年ぶりにブンデスリーガ2部へ昇格すると、2010-11シーズンで2位となりクラブ史上初となる1部への昇格を果たした。

同クラブの日本人選手としては、細貝萌（2011-2012）、宇佐美貴史（2016-2019）がかつてプレー。現在は奥川雅也（2023-）が所属している。

エンブレムはアウクスブルクの市章に由来しており、中央には緑のツィルベルヌス（ツィベルキーファーという植物の種子）を図案化したマツカサのデザインが描かれている。マツカサは古代ローマ時代には墓跡の上に飾られていた神聖なものである。