スカサカ!ライブNEWS2017/11/02 10:50
【10/27放送】ジュビロ磐田、好調の理由 / CB育成企画、岩政が高校生に「意識を変える」指導 / 今まさに聞く~興梠慎三・後編~

 10月27日放送の#30では、今期好調のジュビロ磐田の名門復活の理由に迫った。また、岩政大樹が、NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASSにコーチ役として参加。クリニックの意図やメニューなどを取材。インタビューコーナー「今まさに聞く!」~浦和レッズ 興梠慎三篇~後編が放送された。


●黄金時代復活へ…ジュビロ磐田 好調の理由に迫る
●世界で戦えるCBを育てるために…岩政が高校生に「意識を変える」指導 ”
●岩政が元同僚・興梠に迫る…浦和移籍、大迫との関係、将来とは



●黄金時代復活へ…ジュビロ磐田 好調の理由に迫る


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 これまでにJリーグ3回、Jリーグカップ2回、天皇杯1回、アジアクラブ選手権(現AFCチャンピオンズリーグ、以下ACL)1回など、幾多のタイトル歴を誇るジュビロ磐田。2013年にJ2降格を味わったが、15年にJ1復帰を果たし、今季は好調を維持している。名門復活の理由はどこにあるのか。


 かつて磐田でプレーし、今年8月にドイツ2部のカールスルーエから復帰した山田大記は、古巣に戻った理由を次のように語った。


「チーム状況がよかったり(中村)俊輔さんが入ったりで、帰って来たからといってポジションがあるわけではないので、競争や成長が今のジュビロにはあると自分の中で思って、最終的には古巣に復帰するという決断をしました」


 元々、磐田のアカデミーで育った山田には、黄金時代復活に向けての強い思いもあるようだ。


「名波(浩)さん(現監督)、中山(雅史)さん(現アスルクラロ沼津)、藤田俊哉さんがいて本当に強かった時期を子どもの頃から見てきて、強いジュビロへの憧れがある。強いジュビロをもう一度取り戻したいという気持ちは人一倍あると自覚している。名波さんや俊さんから選手として学ぶ部分があるし、チームとしても今すごくいい方向に行っているので、もう一度強いジュビロを作りたいと思います」


 一方、サンフレッチェ広島からの期限付き移籍3年目を迎え、中盤のレギュラーに定着している川辺駿は、磐田で自身が成長できた要因を次のように語っている。


「失敗を何回も繰り返しましたけど、それが成功体験に繋がると思っていますし、そういうチャレンジをさせてもらっています。このチームではそういうことが許されるというか、成功につなげることが大事だと言われるので、それが自分にも合っていると思います」


 今シーズンから加入した中村俊輔との関係はどうだろうか。


「最初はもちろん難しかったですけど、慣れてお互いの動きが分かってくると、やっぱりプラスアルファの動きが増えました。自分でもここまでうまくいくとは思っていなかったし、自分の成長にもつながっていると思います」


 チームを率いる名波監督は、好調の要因について次のように分析している。


「新規加入選手が、稼働も含めて期待どおり、期待以上の活躍をしてくれていることと、昨シーズン我慢強く3バックをやって、今シーズン、もしくは来シーズン以降のオプションの一つとして、そしてもちろん主力のシステムとしての採用を頭に描いていた中で、(選手たちが)非常に我慢強くやってくれた」


「サポーターもついてきてくれていると思うし、その期待感に応えようとしている選手を見て、ちょっとうれしいなっていう感じはするよね」と語る名波監督の下、ジュビロは来シーズンのACL出場権獲得に向けて終盤戦に挑む。




●世界で戦えるCBを育てるために…岩政が高校生に「意識を変える」指導


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 番組のレギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)が、NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASSにコーチ役として参加した。これはNIKE JAPANが日本サッカーの強化、育成を目的に世界基準のトレーニングを提供しているNIKE JAPAN TOKYOと岩政がタッグを組んだ、センターバックのためのプレミアムクリニックで、世界で戦えるディフェンスのスペシャリストに成長・飛躍できるプログラムを目的としている。


 クリニックに参加したのは流通経済大柏高校2年、U-17日本代表の関川郁万(180センチ・72キロ)、そして尚志高校2年、馬目裕也(178センチ・70キロ)の2人。トレーニングは計4回行われ、岩政が監修し、即効性の高い「対応力」、「ポジショニング」を集中的に強化するメニューが行われた。


 岩政はクリニック実施の意図について、「守備への意識を変えること」にあると語った。


「知っていてほしいのは、守備は全員でするということ。1人が動いたら、それによって必ずみんなが同時に動かなければならない。同時に動くとはどういうことなのか、一人ひとりの役割に何があるのかが、まだまだ考えられていない。局面に入ってきたらプレーする、その繰り返しがサッカーだと捉えている子が多い。『全員が(守備に)関わり合っているんだよ』っていうのを、本当の意味で知ってほしい」


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 4回目のトレーニングでは、鹿島アントラーズのトップチームに練習参加。馬目とヘディングで競り合う練習をした昌子源は、練習後にこうエールを送った。


「この子らってラッキーじゃないですか。NIKEさんのプロジェクトでここに来られて。こんなチャンスを与えてもらえるなら、他にないチャンスなんで、生かすべき。うらやましいです、ほんとに」


 全4回のトレーニングが終わった後、参加した2人はこのクリニックで学んだことを、それぞれ次のように語った。


関川郁万
「考える習慣がついてきたというか、意識をして練習に取り組むようになってきています。試合でも終わった後に考えるようになってきています」


馬目裕也
「“妄想”ですね。常に相手の考えていることを考えて駆け引きとかに利用して、一対一が止められるようになってきたので、“妄想”はすごく大事なんだなって思いました」


 最後に、岩政は2人に対して次のように語りかけた。


「これからの毎日の練習や試合で起こったことで自分たちが成長していくわけだから。この4回がすべてじゃないので、これをいい機会にして頑張ってください」


 


●岩政が元同僚・興梠に迫る…浦和移籍、大迫との関係、将来とは


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岩政:鹿島からレッズに移籍する決断をするっていうのは、いろいろ考えたでしょ?


興梠:もちろん、もちろん。もちろん鹿島のサポーターの人たちもね、やっぱり「行ってほしくない、鹿島にいてくれ」っていう声もたくさんあったし。まあでも、鹿島にずっといることがすべてじゃなかったですから、自分は。あれだけいいクラブで、いい環境でできたことはすごくよかったですけど、また違う環境でやりたいなっていうのもあったし。


岩政:選手としていろいろな経験をする意味でも、次のステップへ進むことを感じていたということですよね。


興梠:あとは、やっぱりミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督)サッカーかな。対戦して、あの時のサッカーってすごかったじゃないですか。ミシャのサッカーって。気持ちいいぐらい回されたし、「ああ、こういうサッカーをしたいな」って思った時にオファーが来たんで、それもいいタイミングでミシャが拾ってくれたかなって思います。


岩政:そういう意味では、ミシャ監督が退任されることになってしまったんですけど、呼んでいただいたほうとしては複雑だったと思うんですけど。


興梠:いや~、初めて監督がいなくなって涙したと思います。僕だけじゃなく何人かの選手も、本当にまだ、自分的にはACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)が終わって、ACLが負けたら解雇かな、ぐらいの気持ちだったんですよ。でも、北海道コンサドーレ札幌戦(J1第29節/0-2で敗戦)が終わった時に、次の日にみんなミーティングがあるって言って、監督が辞めるってことで、まさか辞めるとは思っていなかったんで、けっこう号泣しましたね、いい歳なのに。やっぱそのぐらいツラかったし、自分の責任でも多少はあるので、やっぱりツラかったですね。それと同時に、新しい監督が堀(孝史)さんということで、堀さんも自分がずっと、レッズに来てからコーチとしてずっと一緒にやってくれている方なので、今監督としてやっていて、ミシャと同じようなことはさせたくないなっていう強い気持ちはありますけど


■年齢による自身の変化


岩政:個人としては今31歳になりましたけど、これからどういうスタイル(でやっていく)? 少しずつ体は変わってきているんですか?


興梠:体は間違いなく動けなくなってきている。今までスピードで勝負してきていたけど、また違った目線で、ポストプレーをうまくやったりとか、あとはセンタリングへの入り方、そういう細かいことをやっていこうかなって自分なりに思っていて。それが今、すごくいい結果に結びついているのかなって。だから、年齢に合わせてスタイルを……変えたくはないですよ。でも、変えないとやっていけないなっていうのはあるかなと思います。


岩政:高校生の時はまたスタイルが違ったじゃないですか。そして鹿島に入った時はFWになって2トップになって、今度は1トップになってと、どんどん自分で変化させているじゃないですか。これって、もっとみんなに伝えたいなって思うんですよ。どうやってやるんだろうって。


興梠:いや、分かんないっすね~。


岩政:なかなかみんな、自分の一つのスタイルがあって、それを貫いていくのがプロの選手で、それでしか生きていけない選手が多いんですけど、それって形を変えながら、姿を変えながら、ましてや最初は鹿島らしい選手だったのが、今はもう、まさに浦和の選手になれてっていうところでいくと、本当に稀有な存在になったな、と思うんですけど、それってどういう……ちょっと力が抜けているのがいいんですかね。


興梠:それも、まあそうですね。何かね、一回面白かったのがね、武道家の人が浦和レッズに来て、「あなたの体はおかしいです」みたいな。「すごすぎます」みたいな。こんなに小さいのに、相手とぶつかって、なおかつ自分は力が抜けている状態で、で相手がグラグラになってしまうみたいな。「あれは武道家としてすごいです」とか言われて。


岩政:僕は逆に、まさに力をグッと加えながら最初、競りに行っていたんだけど、いろいろな体の使い方を勉強して、まさに武道も僕は勉強したんだけど、そうすると力を抜いたままプレーするほうが実は強いということが分かり、そのやり方を、自分はトレーニングをすることで身につけたんだけど、あれって興梠選手の場合、例えば競り合いますってなった時に、あまりグッて力が入ってないですよね? 入れようと思ってないですよね?


興梠:うん、力は(入れてない)。まあ、スンッっていくぐらい(笑)。


岩政:スンッ?


興梠:ガンッっていくと、なんか痛いんですよ。自分が。


岩政:あ~、逆に自分が痛い?


興梠:逆に。だからスンッて(笑)。ホントそんな感じです。


■プライベートについて


岩政:最近、子どもができましたけど。どうです? 人生変わってきました?


興梠:いや~変わりますよ。かわいい。何よりかわいいし、最近はもう遊びに行かなくなりましたもん。


岩政:ハハハ(笑)。以前はね……。


興梠:以前はもう、ブイブイいわしてたけど、すぐに家に帰って子供と遊びに行ったりとか、子どものためならね、何でも犠牲にできますね。もう、死ねって言われたら死ねるし(笑)。ホントに。


岩政:ピッチで変わることはありました?


興梠:いや~、だから、よく「結婚して変わった」とか言う人がいるじゃないですか。あんまりないんですよね。「子どもがいるから頑張ろう」とかは、全くないですね。それはないですね。あんまり、サッカーでは家族の、そういうのはないですね。


岩政:ピッチ外での過ごし方はだいぶ変わったけど?


興梠:そうそう。まあ、子どもにカッコイイところを見せたいというのはありますけど。


岩政:ピッチに入ったらそんなこと関係ない部分もありますからね。



■大迫勇也について


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興梠:鹿島に来た時から、ポテンシャルはすごい高いものがあったから、「こういうやつが日本代表を背負っていくんだろうな」って。


岩政:そういう感じで見ているんですか?


興梠:そりゃそうですよ。


岩政:最初はポジションを争う関係だったじゃないですか。


興梠:そうです、そうです。決して僕も調子が悪くなかったですからね。その時は、3連覇した時、一瞬ポジションを取られましたけど、でも高卒であそこまでやれて、バケモノですよね。だって高卒ですよ?


岩政:確かに。1年目であれだけ出ていたからね。


興梠:いや、すごいな~、こいつ楽しみだな~って一緒にやりながら思っていたし、いいライバルとしてやってきて、現に今、代表で、あいつが一番いいんじゃないですか? あいつがいないとチームにならないぐらい、いい感じがしますけどね。まあでも、体が強くなったぐらいで、持ち方とかは「懐かしいな」って。


岩政:まあそうですよね。


興梠:体の入れ方とかは「懐かしいな」っていう(笑)。要所要所、自分で組み立てようとするところは、「やっぱこいつ下手だな」って(笑)。


岩政:(爆笑)。「そこじゃねーぞ」と。


興梠:「そこじゃねーよ、お前は」っていう。でもやっぱり、あいつを見て学ぶこともけっこうありますよね。やっぱり今、日本で一番いいFWなんじゃないですか?


■自身の将来について


興梠:サッカーを引退したら、(サッカーの)現場でもちょっとやってみたいなって。


岩政:あ~そうですか!


興梠:ちょっとあります。フロントに入りたいな、レッズを変えていきたいなっていうのもちょっとあります。だから来年ぐらいにライセンスを取ろうかなと。


岩政:高校の時はねえ、練習に行くのも嫌がっていた男が(笑)。


興梠:(爆笑)。


岩政:今度はサッカーをやりたくなっている。活躍したいと思っている。


興梠:そうですね。


岩政:変わるもんだね、人はね。


興梠:変わりますね。ホントに。

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