3月20日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#143では、ゲストに岩本輝雄氏と坪井慶介氏を招へい。今シーズンのJリーグの注目クラブを徹底分析した。
番組MCの岩政大樹氏が今回の放送で注目クラブに挙げたのは、新監督に木山隆之氏を迎えた仙台。今シーズンはルヴァンカップ初戦で浦和に大敗し、Jリーグ開幕節では名古屋に1-1で引き分けという結果となっている。
開幕前のキャンプでは、新システムの4-2-3-1をトライしていたが、名古屋戦では従来の4-4-2を採用。この要因について、岩本氏は「2月の頭に怪我人が多かった。それを受けて、木山監督は『去年やっていた通りに戻す』と言っていた」とチーム事情を明かした。
名古屋戦を現地観戦した岩本氏は、左サイドバックの柳貴博について言及。試合の3日前に獲得が発表され、すぐに先発デビューを果たし「彼が入ったことで安定した。サイドでマテウスと前田直輝を抑えていて、良い補強だった」と高評価。岩政氏も「昨年は山形で木山監督と一緒にやっていたので、フィットが早かった」と好印象を語っている。
この試合では前半を1-1で折り返すと、後半は名古屋に決定機を作られるシーンが目立った。守備の不安定さを露呈したが、岩本氏は「後半は名古屋のゲームだった。3-1で名古屋が勝っていてもおかしくなかった」と見解を示している。
昨シーズン、木山監督が率いていた山形と対戦している坪井氏は「守備に関しては上手くまとめてくると思う。攻撃面でもっと選択肢が出てくると面白い」とコメント。新型コロナウイルスの影響でリーグが中断されているが、岩本氏は「監督のサッカーが理解できるし、怪我人も戻ってくる」とポジティブな要素を挙げた。
また、仙台を取材するフリーライターの板垣晴朗氏が電話出演。現在は非公開練習が続いており、木山監督にはビデオ通話で取材を行ったという。チームの現状について、板垣氏は「攻守の連携を高めることを強調していた。怪我人が戻ってきて、組み合わせ次第で攻撃の幅が広がったり、整備しやすくなる部分はある」と前向きに語った。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。番組最終回となる次回は3月27日(金)21:00放送スタートの予定となっている。次回の放送内容はこちらから>>
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