3月13日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#142では、ゲストに永井雄一郎氏と加地亮氏を招へい。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、Jリーグの開催が中断されている中、永井氏がFC東京の練習場で取材を行った。
昨シーズンは最終節まで優勝争いを演じたものの、惜しくも2位に終わったFC東京。今シーズンは、Jリーグとアジアチャンピオンズリーグの初優勝を目標に掲げている。
チームはアジアチャンピオンズリーグのプレーオフを勝ち抜くと、ここまでグループステージで1勝1分とまずまずの滑り出し。Jリーグ開幕節では、清水を相手にディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロのブラジル人トリオがゴールを奪い、快勝を収めた。
新システムの4-3-3が機能しているFC東京。チームの現状について、ベテランの高萩洋次郎は「まずは集中してトレーニングすることにフォーカスしている。4-3-3を詰める時間になっている」とコメントした。良い流れの中で中断期間を迎えたが、「開幕戦では課題も多く感じた。修正する時間があることはポジティブ」と前向きに捉えている。
清水戦では、大卒ルーキーの中村帆高が初先発。本職ではない左サイドバックでの出場だったが、本人は「自分の課題が多く出た中で、中断期間になった。求められていることが明確になったので、(再開後には)成長を見せなければいけない」と再開に向けて意気込んだ。
練習では、サイドを使ったスピーディーな攻撃を磨いていた。永井氏は「前線の3人に加えて、中盤の選手が関わってくる。クロスに対してスピードを持って入ってくるので、守備側の対応は難しくなる」と分析。以前からチームが目指している“ファストブレーク”が、さらなる進化を遂げている。
就任3年目を迎えた長谷川健太監督は「よりアグレッシブに、ゴールを多く取ることが目標。キックオフと同時にアグレッシブなサッカーができるようにしたい」と攻撃的なサッカーを志向している。永井氏はFC東京のリーグ優勝を予想しているが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は3月20日(金)21:00放送スタートの予定となっている。次回の放送内容はこちらから>>
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