2月14日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#138では、2020シーズンのJリーグについて議論。番組MCの岩政大樹氏、ゲストの中田浩二氏と岩本輝雄氏が、それぞれ注目チームを挙げた。
中田氏が注目するのは、自身の古巣である鹿島だ。昨シーズンを無冠で終えた“常勝軍団”は、アントニオ・カルロス・ザーゴ氏を新監督に招へい。より攻撃的なスタイルを志向し、タイトル獲得を目指す。その中で、中田氏は三竿健斗をキープレイヤーに挙げた。新キャプテンの三竿について、中田氏は「ザーゴ監督はボランチに多くのものを求めるので、彼の役割が大事になる」と期待を寄せている。
続いて、岩本氏は札幌に注目。タイと沖縄でのキャンプに足を運んだ岩本氏は、鈴木武蔵、チャナティップ、アンデルソン・ロペス、ジェイを擁する強力な攻撃陣に魅力を感じている。
今シーズンは、前線からの守備に取り組んでいる札幌だが、練習試合では川崎F、琉球を相手に大量失点。まだまだ試行錯誤が続いているが、岩本氏は「守備を修正して、戦術がハマれば上位進出も狙える」と今後を展望した。
最後に、岩政氏は大分をピックアップした。昇格組として戦った昨シーズンは、片野坂知宏監督のもと、ポゼッション重視の戦術で9位と健闘。しかし、後半戦は相手チームの対策も進み、苦しい戦いが続いた。岩政氏は「GKからのビルドアップに特徴のあるチーム。2年目を迎えて、相手の対策をどのように上回るのかが鍵」とポイントを語っている。
また、中田氏は大分の懸念材料として、オナイウ阿道(横浜FM)の移籍を挙げた。昨シーズンに10得点を挙げ、日本代表にも選出されたストライカーの移籍は痛手となる。新たに知念慶や渡大生といった即戦力を獲得したが、彼らの活躍が今シーズンを左右するといっても過言ではない。
J1リーグは、2月21日(金)の湘南vs浦和を皮切りに幕を開ける。開幕節は、各クラブのプレシーズンの成果が現れるため、非常に興味深い試合となるだろう。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は2月21日(金)21:00放送スタートの予定となっている。 次回の放送内容はこちらから>>
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