9月27日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#122では、FC東京を特集。元日本代表の岩政大樹氏が練習場に足を運び、取材を行った。
今シーズンのFC東京は、開幕から12試合負けなしとスタートダッシュに成功。その後も順調な戦いぶりを見せ、リーグ戦で首位をキープしている。守護神の林彰洋は、好調の要因として「アグレッシブに守備をしながら、最後はDF陣で守ることができている」と守備の安定を挙げた。
昨シーズンは前半戦を2位で折り返したものの、後半戦に失速して6位でフィニッシュ。守備面ではリーグ2位の34失点を記録したが、攻撃面はリーグワースト4位の39得点と、得点力不足に苦しんだ。
その原因について、林は「攻撃陣にかなり守備をさせてしまっていて、攻撃の時にスタミナが残っておらず、アイディアの欠如につながっていた」と振り返った。それを踏まえ、今シーズンは「できるだけ前の選手の力を借りないで、後ろで耐えることに取り組んでいる」と戦術の変化を明かした。
これまでの戦いを振り返り、岩政氏は「昨シーズンはサイドハーフが最終ラインまで戻ることが多かったが、今シーズンは中盤に残るようになった」と林が語った変化を実感。スタジオゲストの戸川健太氏は「サイドハーフがカウンターの起点になれるようなポジショニングを取れるようになった」とそのメリットを語った。
今シーズンはリーグ初優勝に向けて、大きなチャンスが巡ってきている。G大阪で優勝経験を持つ長谷川健太監督は「1回目の優勝は相当エネルギーがいると思う。ただ、それはどのチームも通らなければいけない道。それを乗り越えることによって、クラブも選手も成長していければ」と今後を展望。
また、キャプテンとしてチームを牽引する東慶悟は「緊張感のある試合が続く中で、自分のプレーを出すのは難しいが、すごく楽しいと感じている面もある。この経験をもっと良いものにしていくためにも優勝したい」と意気込みを語った。
取材後の9月29日に、FC東京は松本と対戦。降格圏内の松本を相手に得点を奪えず、0-0で試合を終えた。異例のアウェイ4連戦を1勝2分1敗で折り返したが、このまま逃げ切ることはできるのだろうか。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は10月4日(金)21:00放送スタートの予定で、日本代表メンバーについての激論や、京都サンガF.C.の特集などを放送する。次回の放送内容はこちらから>>
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