特集インタビュー&コラム|#サッカーが待ちきれない「【私がサッカーを愛する理由 #1】スープ作家・有賀薫の浦和レッズ愛。Jリーグ開幕前から続くサッカーとのストーリー」

特集インタビュー~サッカーが待ちきれない人たち~
インタビュー&コラム -サッカーが待ちきれない人たちへ-2020/05/24
【私がサッカーを愛する理由 #1】スープ作家・有賀薫の浦和レッズ愛。Jリーグ開幕前から続くサッカーとのストーリー

“サッカーが待ちきれない”人たちへの連載インタビュー企画。今回から始まる特集では、サッカーを愛してやまない著名人の方々に、サッカーとの出会いや熱い思いについて語っていただきます。今回、お話を聞いたのは365日、毎日スープを作り続け、多くの書籍も上梓している“スープ作家”の有賀薫さん。Jリーグ開幕当初からの浦和レッズサポーターである彼女に、サッカーとのストーリーをお話いただきました。(取材・構成:竹中玲央奈)


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●最初はJリーグではなく…
私が最初にサッカーを見たのは1990年のトヨタカップ。ACミランが優勝した大会です。当時、付き合っていた現在の夫と見にいきました。これが初めてのサッカー観戦で、ファン・バステン、フリット、ライカールトに魅了されたんです。パスが綺麗に繋がっていく画はまるで舞台を見ているようで、サッカーの虜になりました。


そこから間もなくJリーグが開幕し、ヴェルディ川崎(当時)と横浜マリノス(当時)の開幕戦も見に行きました。ただ、夫がずっと浦和レッズを応援しており、結婚して埼玉に住み始めたことから浦和レッズを応援し始めたんです。ただ、駒場スタジアムは大きくなくて、チケットも簡単に取れませんでした。育児と仕事もあったので、スタジアムはなかなか行けませんでしたね。夫のテレビ観戦を横目に見ていた程度でした。「浦和は弱いな〜」と思いながら(笑)。開幕当初は強くなくて、降格したのも懐かしい思い出です。


本格的に試合に行くようになったのは、2001年に埼玉スタジアムができてからです。秋に行なわれたと横浜F・マリノスとの試合が最初だったかと思います。


その頃にエメルソンが入って来たのですが、ここから強くなっていくんですよね。2004年のヤマザキナビスコカップで準優勝して、その翌々年(2006年)にリーグ優勝も経験できました。この頃からレッズのサッカーにワクワク感がでてきて、子供も大きくなったのでサッカー観戦に集中できるようになりました。ホームゲームはほとんど行きましたね。家族で遠征にいくのは大変ですし、息子がサッカーに興味を示さなかったので(笑)、アウェイはテレビで観戦でした。レッズ以外の試合も、鹿島アントラーズやガンバ大阪ら上位チームの試合も見ていましたね。


●埼玉スタジアムの“ホーム感”


レッズが優勝した2006年はかなり守備が強くて、前線にワシントンやポンテなど、海外からすごいアタッカーがいました。彼らに目が向きますが、実は無失点で終わる試合が多かったんですよ。田中マルクス闘莉王選手はじめ、DFにファイティングスピリットがある人が多かったのが要因かなと。


その翌年の2007年のACL(AFCチャンピオンズリーグ)も印象深いですね。予選からテレビで見ていて、準決勝の試合は実際に見に行きました。決勝はチケットが取れなかったんですけど、どうしても見に行きたくて浦和美園の駅まで行って「チケット譲ってください」という手書きのボードを持って立っていました。そしたら、譲ってくれる人が現れたんです!


ACLに優勝して出られたその年のクラブW杯準決勝も見に行きました。その相手が私が初めて観戦したサッカークラブであるミランが相手だったのですが、大きな感慨深さがありましたね。


2017年にACLを制覇したときにコレオが話題になりましたけど、人気の選手が引退するときも凄いんですよ。でもやっぱり、2007年のACLの時のコレオは特にカッコ良かったですね。これは熱いファンがいないと成り立たないので、誇りでもあります。


浦和のサポーターはゴール裏の横幅一杯にして、自分の声量を最大限出して応援します。応援に“命”をかけている人が大勢いますよね。この圧力はすごいと思います。ただ、選手がシュート外したときにスタジアム自体が「ああーっ」てため息をつくと、それも大きくなる。選手たちはプレッシャーがかかりますよね。一方で、先制点を取るとスタジアム全体が選手たちを勢いづかせる。まさに“ホーム”なスタジアムだと思います。


私はずっと跳ね続けるのは辛いので、アウェイチーム寄りの席で応援しています。座って観戦する人たちの中にいますが、みんな、声を出しています。拍手をしたり、歌ったり。肝心なところはきちんと立つこともしますし、コールもします。


寒いときは家で作ったスープをスープジャーに入れて持っていって、スタジアムで飲んでいます。なかなか作って持っていく人はいないと思いますが、おすすめですよ!


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埼玉スタジアムにもスープを持参 <本人提供>


●思い入れがある選手と監督は…
初めて買ったユニフォームは坪井慶介選手か、長谷部誠選手だったかと思います。後ろポジションの選手が好きなんですよ。持っているのは4枚くらいですね。このインタビューで着ているのは細貝萌選手です。


もともと夫が田中達也選手が好きで彼のユニフォームを買ってたので、違う選手のユニフォームにしようと。私は闘志、ガッツがある選手が好きなので田中選手が“推し”だったのですが、もう1人、細貝萌選手も好きで。整っている顔をしているのにプレーではガツガツいく感じが好きなんです。なので、彼にしました。ちなみに、日本代表だと中田英寿さんの大ファンです。彼の7番の代表ユニフォームも持っています。


レッズの選手として私にとって印象深い選手でいうと、やっぱり田中達也選手です。新潟に移籍する前、ラストシーズンの最終戦で、彼はベンチ入りしたのですが出場機会は訪れませんでした。ただ、試合後にゴール裏で行なった退団の挨拶で、レッズへの思いを涙ながら長々と語ってくれたんです。これには私ももらい泣きしてしいまいました。


レッズはなかなか勝ちきれないところがあるチームでしたが、サポーターの中で「こうあってほしい」というチームの姿があって、彼はその象徴的な選手でした。そして同時に、サポーターの希望だったと思います。


監督で言ったらフィンケです。彼がチームを率いていた時、原口元気、山田直輝、高橋峻希のような若い選手が入り、フィンケは彼らにチャンスを与えていました。「何かが新しくなるのではないか」という期待感を持ったことを覚えています。


●レッズの歴代ベストイレブンは…


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かなり迷いました!フォーメーションは3-5-2。浦和は3バックが合っていると思っています。ゴールキーパーは都築龍太、DFは真ん中に闘莉王、左右は坪井と槙野智章。槙野選手の守備力がかなり好きです。左はアレックス(三都主アレサンドロ)で、右を山田暢久にしようかと迷いましたが、関根貴大に。彼の攻撃力は魅力的ですよね。中盤の底は阿部勇樹と長谷部誠。少し守備的ですが、関根&アレックスの両サイドでガンガン攻めさせて、ボランチは守りでバランスを取ってもらいたいたいなと。


ボランチの長谷部選手は周りの選手をファイトさせていた印象があります。何年か忘れましたが、長谷部が若かった時に決めたゴールがスタジアムの雰囲気をガラッと変えた瞬間がありました。スタジアム全体が「長谷部にやられた」と感じていた雰囲気がありました。今は守備的なイメージが強いですが、ドリブルが得意でアグレッシブでしたよね。今はドイツでスリーバックの真ん中をやっていますけど、本来はもっと攻撃ができる選手ですよね。


トップ下はポンテ。彼は凄すぎました。ツートップはエメルソンと興梠慎三ですね。途中で、興梠選手から田中達也に替えたいと思います。エメルソン×田中達也のツートップは本当にサポーターをワクワクさせてくれましたね。


●スタジアムでまた会いましょう


今はおうちにいることが多い時期ですが、試合前に埼スタの周りでみんなが楽しんでいる姿、広場で子どもたちがサッカーをしている風景を早く見たいですね。レッズサポーターの皆さんもそれを待ちわびていると思います。またみんなでサッカーを楽しむ体験ができる日がくるまで頑張りましょう。私はスタジアムの周りもサッカーの空気で満たされているそんな雰囲気が好きです。みんなでそれを分かち合いたいですね。スタジアムでまた会いましょう。


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