UEFA CHAMPIONS LEAGUE

UEFAチャンピオンズリーグ 17/18

ついに準々決勝 注目のイングランド対決を徹底分析!

準々決勝 注目試合

リバプール×マンチェスターC

 素晴らしいパフォーマンスでUCL優勝候補筆頭との声も高まるマンチェスターCに対し、国内リーグでは1勝1敗と互角に渡り合ったリバプールが立ちはだかる!

 緻密なパスサッカーで試合を支配してきたシティと、激しいプレッシャーからの高速カウンターを得意とするリバプール。グアルディオラとクロップという二人の名将は、この大舞台でどのような戦術を採用するのか? サッカーファン必見の大一番!!

放送日時
    • 1st leg:4/4(水) 深3:30〜 LIVE
    • スカサカ!(CS800/Ch.580)
    • 2nd leg:4/10(火) 深3:30〜 LIVE
    • スカサカ!(CS800/Ch.580)

サディオ マネ

セルヒオ アグエロ

両クラブ注目選手

サディオ マネ
リバプールのエンブレム

リバプール

サディオ マネ

  • 身長/体重:175cm/69kg
  • 誕生日:1992年4月10日
  • ポジション:FW
  • 国籍:セネガル
ディフェンスラインを破壊する超速アタッカー

 今季のUEFAチャンピオンズリーグで最多の28ゴールを積み上げるリバプール。その前線にはロシアW杯で日本と対戦するセネガルのエース、サディオ マネがいる。爆発的なスピードと目も眩むような瞬時の方向転換、そしてどれほど高速になってもブレない技術で相手を手玉に取るアフリカ屈指のアタッカーだ。日本のフットボールファンなら、今夏の予習の意味でも注視すべき選手である。

 マネは今季、負傷の影響もあり調子を落としていた時期もあったが、バレンタインデーに行われたポルトとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦でシーズン初のハットトリックを記録し、完全復活を印象付けた。

 準決勝で対戦するマンチェスターCとは、今季のプレミアリーグで1勝1敗。9月のアウェー戦では前半に相手GKと交錯した際にハイキックでレッドカードを受けたうえ、チームは0-5と大敗した。だが1月のホーム戦ではチームの3点目を奪って4-3の勝利に貢献し、シティに今季プレミアで唯一の黒星をつけた。

「僕らには世界中のいかなるチームにも勝てるほどのクオリティーがある」とマネは語る。強大な力を見せつけるシティでさえ、勝てない相手ではない。そう信じるセネガル代表ストライカーは、「リバプールが2005年以来のチャンピオンズリーグ優勝を遂げるはずだ」と自信を深めている。

セルヒオ アグエロ
マンチェスターCのエンブレム

マンチェスターC

セルヒオ アグエロ

  • 身長/体重:173cm/70kg
  • 誕生日:1988年6月2日
  • ポジション:FW
  • 国籍:アルゼンチン
シティを支えてきたエース、悲願のCL優勝へチームを導けるか?

「アグエロの数字は、その意味を雄弁に語る」

 マンチェスターCのペップ・グアルディオラ監督は昨年、アグエロについてこう語っていた。その後、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節のナポリ戦で、このアルゼンチン代表FWはクラブ史上最多得点者となった。78年前にエリック・ブルックが12シーズンをかけて築いた177ゴールの記録を、アグエロは在籍7年目で更新。小柄ながらたくましい体躯で突進し、わずかなスペースからでも強烈な一撃を放ち、継続的に多くのゴールを重ねてきた。一時は彼の能力を試していたようなスペイン人指揮官も、今では賞賛を惜しまない。

 年が変わって迎えたバーゼルとのラウンド16第1戦でも、29歳のストライカーは右足からの鋭いシュートで勝負を決めるチームの3点目を奪い、イルカイ ギュンドアンの駄目押しゴールをアシスト。その後も調子は安定していたが、3月中旬にひざを痛め、2週間ほど離脱することになった。大事には至っておらず、本人も「今は完治させる時だね!」と自身のSNSにつぶやいているように、準々決勝には間に合うだろう。欧州におけるクラブ史上最高到達点である4強に再びたどり着くには、6年連続チーム得点王の活躍が不可欠になる。もっとも本人はより先を見据え、次のように語っている。

「僕らが今の調子を続けていけば、(欧州制覇の)チャンスはある」

 アトレティコマドリード時代にUEFAヨーロッパリーグを制しているストライカーが、真の欧州の頂点を照準に定めた。

TEXT:井川洋一

堅く守りながら1点を奪え!

3得点&無失点の厳しいハードル

2ndレグ展望

【ハイライト】リバプール×マンチェスターC「UEFAチャンピオンズリーグ17/18 準々決勝 1stレグ」

リバプールのエンブレム

リバプールLiverpool FC

基本は守り重視からカウンター!
1点奪えば勝負は決まる!

 クロップ監督が「語り継がれる試合」と言ったリーグ戦での勝利以上の完勝だった。

 キックオフ直後の縦へのロングフィードに象徴されるように、まずは敵陣へボールを送ってセカンドボールへ圧力をかけた。得意のカウンターアタックからサラーのゴールで先制したのも狙いどおり。その後もシティのパスワークに激しくプレッシャーをかけ、ミルナーの体を張った守備がチェンバレン、マネの追加点につながっている。

 シティはサラーを抑えるためにラポルトを起用したが、1点目と3点目はサラーのドリブルとパスから生み出している。サラー、フィルミーノ、マネの3トップはシティのDFとの1対1で優位性を示していた。2ndレグは1stレグの後半のように深く守りながらのカウンターという展開になると予想されるが、FWの質的優位は大きなアドバンテージといえる。

 懸念された守備陣のミスもなく、後半の引いた守備ブロックは非常に堅固だった。クロップ監督はゲーゲン・プレッシングで有名だが、試合の多くの時間はゾーンのブロックによる守備であり、その構築力には定評がある。後半にはその守備の強さを示していた。右サイドバックに起用された若手のアレクサンダー・アーノルドは出色の出来。スピードでザネに負けなかったのは大きい。

  3点の貯金があるリバプールは2ndレグで無理に攻め込む必要はない。1stレグの後半同様に深いブロック守備からのカウンターで1点奪えば勝負は決まる。ただ、懸念されるのは攻守の要であるヘンダーソンのサスペンションだ。負傷交代したサラーの状態も気になるところだ。

 プレミアリーグではアウェイで大敗しているが、マネが退場になるまではカウンターで対抗して互角以上にやれていた。退場者などのアクシデントがなければ、第2レグは何とか乗り切れそうだ。シティの猛攻に失点することはあっても、3トップが健在ならば90分間で1点はとれる可能性は高い。そうなれば5点とられなければ勝ち抜けとなる。堅く守りながら1点とるための戦いになる。

リバプール(2ndレグ予想スタメン)
マンチェスターCのエンブレム

マンチェスターCManchester City FC

不可能ではないが厳しいハードル
3得点&無失点という難ミッション

 1stレグでの0-3は重くのしかかる。前半はリバプールの激しいプレッシャーに対して通常よりミスが多く、リバプール得意のカウンターとハイプレスから3失点。後半は深く引いたリバプールの堅陣をこじ開けられず。

 グアルディオラ監督はこの試合で2つの変化をみせた。1つはサラーとラポルトをマッチアップさせたこと。もう1つは右ウイングにスターリングではなくギュンドアンを先発させたことだ。ラポルトの起用は守備力を買ったのだろうが、結局のところサラーを抑えられなかった。シティの左サイドバックは攻撃時には中へ入る。サイドにはザネが張っているので上がるスペースがないからだが、そのぶん中央でのパスワークで力を発揮しなければならない。その点でもラポルトは攻撃面での貢献が少なかった。

 ペップはそれがわかっているのでギュンドアンを右ウイングに使ったのだろう。ギュンドアンは実質的には右インサイドハーフとしてプレーし、シルバ、ギュンドアン、デブライネ、フェルナンジーニョの四角形でゲームを作ろうとした。空いた右サイドにはウォーカーを進出させる。

マンチェスターC(1stレグ)

 ところが、ザネの左サイドはリバプールの右サイドバック、アレックス・アーノルドの活躍で封じられてしまい、右のウォーカーは攻撃の切り札とはなりえず。中盤の構成はいつもよりミスが多かったとはいえ支配はしていたのだが、そこからの崩しが不発に終わっている。ペップのリバプール対策は空振りだった。

 さらに深刻なのが後半だ。右にスターリングを入れて左右のウイングを揃える通常の形にしたのだが、今度は深く引いたリバプールの守備ブロックをこじ開けられず。3点をリードしているリバプールは、この後半の形を基本に2ndレグに臨むと予想できるだけに、ほとんどチャンスを作れなかったのは厳しい。

 とはいえ、次はホーム。シティの攻撃力ならば3得点の可能性はある。しかし、立ち上がりから全力で攻めなければならないため、リバプールのカウンターにまともにさらされることになるだろう。サラー、マネ、フィルミーノを抑えられるメドが立っていないだけに、失点せずに3点差以上はかなり難しいミッションになる。

マンチェスターC(2ndレグ予想)

TEXT:西部謙司

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