スカサカ!ライブNEWS「 【12/29放送】2017年のサッカーシーンを振り返る / 今まさに聞く!~昌子源・後編~ 」

スカサカ!ライブNEWS2018/01/09 12:44
【12/29放送】2017年のサッカーシーンを振り返る / 今まさに聞く!~昌子源・後編~

 12月29日放送の#39では、様々な出来事があった2017年のサッカーシーンを振り返り、選手やスタジオゲストに1文字で表してもらった。岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」~鹿島アントラーズ昌子源篇~後編が放送された。


●様々なニュースがあった2017年 中村憲剛が1文字で表した漢字とは?
●昌子源が体感した“世界”「センターバックが安定しないと、世界で勝つのは無理」



●様々なニュースがあった2017年 中村憲剛が1文字で表した漢字とは?



 まず登場したのは、川崎在籍15年目にして初のJ1制覇を達成し、歓喜の涙を流した中村憲剛。その彼が色紙にしたためた2017年を表す一文字は

「芯」。

 中村はその理由を次のように説明した。

「鬼木達さんが監督になって、今までとチームが変わるわけですよね。自分たちがボールを持って攻めるプラス、今シーズンは鬼木さんが守備のところ、自分たちのウィークポイントでつぶさなければいけないところを1年間、徹底的に“芯”を持ってやり続けてきた結果、チームとしてもブレることなく最後まで同じ方向を向いて戦えた結果、優勝できたと思ったので、今年はこれだろうと。今シーズンは苦しい、悔しい試合も多かったですけど、リバウンドメンタリティでみんなで頑張ってきた。それはチームとしてのブレない“芯”があったからだと俺は思うんで」


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 ここからはスタジオゲストが2017年の一文字を発表していく。サッカー解説者の水沼貴史氏の一文字は

「難」。

「今年、いろいろなリーグ、カテゴリーいろいろな試合を見たんですけど、サッカーは知れば知るほど難しい。奥深いとも言えます。年代ごとの難しさもありますし、若年層の選手が成長してどうなるかという部分でも正解がない。難しすぎると感じました。だからもっと見なければならないし、勉強しなければならない、もっと知りたいと思いました」

 続いてレギュラー解説委員の岩政大樹(東京ユナイテッドFC)。彼の2017年を表す一言は

「転」。

「川崎がJ1を制し、セレッソ大阪がYBCルヴァンカップで優勝するなど、これまでのJリーグから、少し流れが転じました。来シーズン以降が楽しみという期待も込めて。それから最後に日本代表が(EAFF E-1サッカー選手権で)つまずいたので『転ぶ』という意味もあります。ロシア・ワールドカップに向けての不安も募ったので、2018年に向けてヴァイッド・ハリルホジッチ監督がどうやっていくのかにも注目したいです」

 最後は平畠啓史氏。「中村選手とちょっとカブった」と言いながら出した一文字は、中村憲剛の「芯」と同じ音の

「新」。

「C大阪のルヴァン杯制覇、川崎のJ1制覇に加え、V・ファーレン長崎がJ1昇格を果たしました。ちょっと新時代に入りつつあるのかな、という気がします。今までだと鹿島アントラーズや浦和レッズ、ガンバ大阪が(強豪として)頭に浮かぶところがありましたけど、それ以外のチームが初めてユニフォームに星をつけたという意味でも、『新』が象徴的かなと」

 平畠氏が「新」を選んだ理由はもう一つあるという。

「Jリーグにはいろいろなマスコットがいますけど、“新キャラ”が出たんです。グルージャ盛岡の『キヅール』。今年10月にデビューしたんですが、登場する前から話題沸騰でした。直線的なフォルムなんですが、ドリブルめっちゃうまいんですよ。アジリティがあります」



●昌子源が体感した“世界”「センターバックが安定しないと、世界で勝つのは無理」


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 前編では主に鹿島アントラーズについて語った昌子だったが、後編では鹿島や日本代表で“世界”と戦い、どんなことを感じたのか、というテーマからスタートした。
※収録はJリーグ最終節前

◆“世界”との戦いについて

岩政:日本のセンターバックとして今、鹿島で試合に出始めた頃と違って次のステージに入っているじゃないですか。日本のトップに立って、そして世界とも対戦する中で、自分の中でディフェンス感とか変わってきているものはありますか?

昌子:この前のブラジルとベルギーの試合(17年11月10日ブラジル戦/1-3、15日ベルギー戦/0-1)とか、僕は出られなかったんですけど、(ブラジル戦では)チアゴ・シウヴァ選手とかいましたけど、あの人らになるのは不可能だなと。根本的に骨格が違ったりとか、身体能力の違いとかがあるんで。でもその中でも、じゃあ日本がブラジルに勝つにはどうすればいいんやって思ったら、まず間違いなく守備なんですよね。ブラジルぐらい攻められるわけがないし、じゃあセンターバック含めてディフェンスラインが安定していれば、多少は(相手が)攻めあぐねると思うし、その中で相手がイラついてきたタイミングで、日本の攻撃にチャンスが生まれると思うんですよ。

 相手が全然焦りもせん攻撃をして……(ボールを)取ってカウンターなんて(しても)、相手焦ってない状態なんですよ。仕掛けても。たぶん(点を)取れないですよ。相手をいかに「点を取らなヤバイ」と思わせるかと考えると、まず守備だと思うんですよ。その中でも間違いなくセンターバックなんで、そこが安定しない限りは日本が世界で勝つのは無理だと思っているんで、自分で自分に言い聞かせて、「センターバックが一番大事」って。だからベンチにいるだけじゃダメだなっていうのはすごく感じているんで、出て、自分が変えていきたいとは思っていますね。

岩政:最終予選では試合にたくさん出ましたし、(2016年の)クラブワールドカップもあって、いろいろな国際経験が少しずつ増えているじゃないですか。その中で肌を合わせながら、感覚的にはどうなんですか? 「全然違うな」っていうところが大きいんですか? それとも「意外とこのへんはやれるな」というところが大きいんですか?

昌子:いや、全然違いましたね。(クラブW杯の決勝レアル・マドリ-ド戦は)もう、歯が立たなかったです。「鹿島が頑張った」みたいな、「一度本気にさせた」みたいになりましたけど、確かに2点取って逆転した時は目の色が変わりましたけど、目の色変わってもたぶん本気ではなかったです。で、実質じゃあ何で本気じゃなかったかって思うのは、もちろんテレビでレアル・マドリードのチャンピオンズリーグ決勝とか見ていても明らかに違うし、最近では僕はカゼミーロ選手やマルセロ選手とレアル・マドリードでやって、この間のブラジル戦を見たんですけど、マルセロ選手とかは明らかに違いましたね。僕ら(鹿島)とやった試合と日本とやった試合って、立場的には向こうも違うしこっちも代表というのが違うんですけど、全然違いましたね。だから「俺ら(鹿島)の時は本気じゃなかったわ」って思いましたし、あったようでなかった試合にしています。もう。俺がクリスティアーノ・ロナウドとやったから、日本のFWとは余裕やとは思ったことないですし、むしろロナウドとやったことは忘れてます。

岩政:そこで対峙した時に、どの場面でその違いというのを一番感じるんですか? プレー中、試合の中で。

昌子:一番もう、誰もが見て思うんですけど、まずスプリント能力ですよね。そこでまず勝てない。速いです。あと、ブラジル戦もレアル・マドリード戦もそうなんですけど、全員が「あ、点取れる」と思うタイミングがたぶん一緒なんですよ。

岩政:あ~なるほど。

昌子:「あ、これ点取れるな」と思ったら、全員が速いです。

岩政:ここだっていうタイミングが。

昌子:みんな一緒なんです。ブラジルと日本の試合の3点目がそうです。ブラジルのゴール前で日本がボールを失っているんですけど、ほんの何秒かで点を決められているんですよ。それって全員が「あ、いける」って思って、どんどん追い越してくるんですよ。それが完全に物語っているなっていう。

岩政:やり方云々というより、選手たちがスッとイメージを合わせて、その瞬間に一気に出てくるという。

昌子:そうです。そのスプリント能力は半端なかったです。追いつけないです。

岩政:イメージを合わせて、そこからのスプリントも速いと。

昌子:速い。だから根本的にそこが違い過ぎる。あとは、ブラジル戦もそうですしレアル・マドリード戦も、特に(ルカ)モドリッチ選手と(トニ)クロース選手を見て思ったんですけど、トラップですよね。僕らがどれだけ速いアプローチ、いいタイミングのアプローチをしても、ワンタッチでかわすんで、ハマらないんですよね。ブラジル戦でもそうでしたよね。マルセロ選手とか。今のサッカーってサイドバックがハメ時じゃないですか。「あ、いける、ハメろ!」って行くのに、マルセロ選手とかはワンタッチでそのハメるのを外すんですよ。ハマらない。そのファーストタッチ能力。僕らがブラジルとやった試合って結構グラウンドが悪かったんですよ。あの中でも、日本の選手がやったら結構浮いたり、ちょっと乱れて取られて終わるんですけど、まあ取られないです。やっぱすごかったなって。

◆吉田麻也について


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岩政:そうなると、26歳の歳でロシアW杯を迎える。その次が30歳か。その意味では、日本のセンターバックの第一人者をこれから目指していくんでしょうけど、吉田麻也選手というのは、一緒にやっていてどうですか?

昌子:でもやっぱ、“日本人”じゃないですね、もう。本当に外国籍プレーヤーですね。一発でガーンといって、つぶせなくても全然問題ないみたいな。日本人やったら結構ついていくじゃないですか。じゃなくて、行けると思ったら本当に行くんで、「あ、外人だ」って思いますね。ウチでいうブエノとか、そういう感じです。ガーンと行って。たぶんプレミアリーグだとそうじゃないと生き残れないんじゃないかなと思うんですけど、ついていってもぶっちぎられる選手がいるから、じゃあもうスピード乗る前に潰しちゃえみたいな。そういうイメージがあるんと思うんで、本当にそうです。

岩政:なるほど。ずっとついていくというよりも、自分のいいタイミングで潰してしまう。それ以外の時は少し待つ。

昌子:そうですね。それで、抜かれてもそんなに、じゃあ、あとお前(昌子)がおるから、みたいな感覚なんで、合わせやすいというか、分かりやすいですよね。「あ、今行く」と思ったらそれに合わせて準備すればいいだけなんで。ホントに、日本人ではないなって思いましたね。

岩政:その感覚って参考になります? 日本だと言われないですからね。

昌子:なりますよ。そのタイミングで行っちゃうんや、っていうのを、「俺はあれできねーや。躊躇しちゃうわ」ってなって、でも行こうと思って躊躇したら、一番最悪なパターンになるんですよ。だからあの思い切りは、日本じゃなかなかつかないと思います。で、今の代表って、(酒井)宏樹君がいて、麻也君と(長友)佑都君の間に日本でやっている僕や槙野(智章)君、森重(真人)君なんで、「行けよー!」って言われるんですよ。海外の選手になれよって。「今のタイミングで取れよ」って。それが向こうのタイミングなんですよ。俺らからしたら「いや、ここじゃない」と。その違いは大きかったですよ。「え? これ行くの? どういうこと?」って聞いたら「そこで削っちまえよ!」みたいな。「あ、そういうこと」みたいなのもありました。「そこで行っちゃうんや」みたいな。麻也君とか後ろから平気でバーンと行くんで、「こういうことね」っていうのが最初ありました。戸惑いですね。

岩政:そうか。じゃあそれは、いい勉強になったよね。

昌子:なりました。本当になりました。じゃあ日本で逆にそれをそのままやっていたらダメなんで、その切り替えはちょっと難しいのはありますけど。

◆昌子の将来について

岩政:ここから、どういうサッカー選手になっていきたいですか?

昌子:そうですね。でもまあ、理想としては、(小笠原)満男さんとかソガさん(曽ケ端準)さんみたいにここでずっと支えてとか、できるだけ長く現役をして、誰もが見本として見てくれる。でもまあ、僕が結構後輩と喋ったり、アドバイスもするし、僕から後輩に聞くこともあるし、そういう選手との距離にいるんで、なかなか満男さんみたいに無口というか、背中で語るのは難しいかもしれないですけど、まあでも、その人らに共通して言えるのは、まず練習を休まない。今、満男さんよくサブ組にいるんですけど、サブ組で一番戦うし。そうなった時に僕もそうなっておきたいなって。もちろんスタメン組で出ても一番頑張りたいし、練習も休まない。で、自分がいざサブ組になった時に、「俺の時代は終わった」とか思わず、最後までスタメンを取りに行く姿勢っていうのを、見せられる選手になりないなと思います。




 『スカサカ!ライブ』は毎週金曜日21時から生放送。2018年最初の放送は、1月12日(金)21時からの予定となっている。

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