2月7日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#137では、J1リーグの各クラブのキャンプを特集。番組MCの岩政大樹氏が、札幌の沖縄キャンプを取材した。
昨シーズンの札幌は、リーグ戦では10位に沈んだものの、ルヴァンカップで決勝へ進出。PK戦の末に惜しくも敗れたが、悲願の初タイトル獲得へ向けて前進した1年だった。
キャプテンの宮澤裕樹は「高いレベルでやれるチームになってきた。札幌はJ2の時代も長かったチーム。今、J1で戦えているのも、その時期があったからこそ」とクラブの成長を実感している。
今シーズンは、岩崎悠人が湘南に期限付き移籍したが、それ以外の選手は全員残留。新たにブラジル人のドウグラス・オリベイラや、U-23日本代表の田中駿汰らが加入した。沖縄キャンプでは、攻撃的なスタイルを継続した上で、前線からの守備や切り替えの部分を徹底している。
就任3年目を迎えるミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「今のサッカーはテンポが速く、アグレッシブさが求められている。前線でボールを奪えれば、攻撃に出ていく時間を短くできる」と取り組みの意図を明かした。
岩政氏は、今シーズンのキープレイヤーとして駒井善成の名前を挙げた。昨シーズンは怪我の影響で3試合の出場に留まったが、リーグ屈指のドリブラーの復帰は好材料となるはずだ。ペトロヴィッチ監督も「我々にとって駒井の復帰は1番の補強。彼の復帰でチームはよりアグレッシブに戦える」と浦和時代からの愛弟子に期待を寄せている。
札幌は2月16日(日)にルヴァンカップで鳥栖と対戦。同22日(土)には、アウェイで柏とのリーグ開幕戦を迎える。札幌にとってJ1リーグの開幕戦は“鬼門”だが、指揮官は「もし勝てれば非常にポジティブになれる。過去の歴史を変えていきたい」と意気込みを示した。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は2月14日(金)21:00放送スタートの予定となっている。次回の放送内容はこちらから>>
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