8月30日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#118では、松本を特集。元日本代表の名良橋晃氏が練習場に足を運び、取材を行った。
今シーズン、4年ぶりのJ1復帰を果たした松本。現在は降格圏の17位に沈んでいるが、その要因として挙げられるのが得点力不足だ。25試合を終えてリーグワーストの15得点を記録しており、46得点でトップの鹿島とは3倍以上の差が開いている。
その得点力不足も響き、第14節以降は10試合勝ちなし。第24節の浦和戦でようやく11試合ぶりの勝利を挙げたものの、依然として厳しい状況が続いている。悲願の残留に向けて、名良橋は阪野豊史と高橋諒をキーマンに挙げた。
今シーズンから松本に加入した高橋は「シーズンの最初は攻撃の形がなくて、個人頼りだった。後半戦になって攻撃の形が作れるようになってきた」と、結果が伴わない中でも手応えを口にした。
前々節の浦和戦では、前半に先制点を許したものの、名良橋氏がキーマンに挙げた阪野と高橋の得点で逆転勝利。決勝点を上げた高橋は「アウェーで浦和を相手に逆転勝利できたのは、大きな自信になった。ここから這い上がっていくしかない」と胸を張った。
一方で、反町康治監督は浦和戦を振り返り「内容的には褒められるものではない。それを褒められる内容に持っていって、勝ち点3を取る試合にしたい」と勝利にも気を引き締めた。その上で「雰囲気は非常に良くなった。それを次にどう繋げるかが大事」と語ったが、取材後に行われた第25節の大分戦では、ホームで0-0と引き分け。今シーズン初の連勝を逃した。
得点力不足が課題の中で、今夏にはFWのレアンドロ・ペレイラと前田大然がチームを離れた。前線には阪野、永井龍、高崎寛之らが名を連ねており、反町監督は「前線のタレントの個性を活かせる形に持っていきたい。最近はペナルティエリアに入る人数を増やすことに取り組んでいて、少しずつ成果は出てきている」とポジティブな見解を示した。
リーグ戦は残り9試合。FC東京、鹿島、横浜FMといった上位陣との対決も控えているが、反町監督は「最後の最後まで松本山雅流を通してやっていきたい」と強く意気込んだ。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は9月6日(金)21:00放送スタートの予定で、日本vsパラグアイを徹底検証する。次回の放送内容はこちらから>>
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