6月14日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#108では、日本代表の室屋成(FC東京)へのインタビューが放送された。
大阪出身の室屋は、幼稚園の時に、幼なじみの南野拓実(ザルツブルク)とともにサッカーを始めた。2人は小学校でも同じチームでプレーしていたが、室屋は「田舎だし、すごくサッカーに力を入れている感じではなかった。楽しんでやっているチームだったので、よく2人も代表選手が出てきたなという感じだと思う(笑)」と当時を振り返った。
南野がプロへの強い意識を持っていた一方で、室屋はプロへの意識がほとんどなかったそうだ。むしろ、サッカーが終わった後のかくれんぼや鬼ごっこを楽しんでいたという。室屋は「楽しんでやれていたのと、身近に上をいくすごい選手がいたので、自分より上の選手がいた環境が良かった」と環境に恵まれていたことを語った。
中学になると、2人は別々の道を歩むこととなる。南野はC大阪のジュニアユースに入団した一方で、室屋はC大阪とG大阪のセレクションで落選。小学生の時に所属していたクラブチームでそのまま昇格し、趣味の一環としてサッカーを続けた。
そんな室屋に転機が訪れる。大阪遠征に来ていた青森山田高校のメンバーが足りず、人数合わせに招集された室屋は“イヤイヤ”練習試合に出場。しかし、その試合で黒田剛監督の目に止まり、のちに同校への進学が決まった。
青森山田ではCチームからのスタートとなったが、「行ったからにはがんばるしかない」と努力を重ね、1年生の途中からレギュラーの座を掴んだ。その後はプロからのオファーもあったが、もともと志望していた大学進学を選択。青森山田を選んだ一因にも、スポーツ推薦で大学に進学できる点があった。
「4年後に絶対にプロになると決めていた」と語るように、確固たる決意を持って明治大学に進学した室屋。結果的には3年の終わりにサッカー部を退部し、FC東京に入団することとなった。そして、現在は幼なじみの南野とともに日本代表で活躍を遂げている。
毎週金曜日21:00から生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は6月28日(金)21:00放送スタートの予定で、コパアメリカのレビューや、YBCルヴァンカッププレーオフのハイライトなどを放送する。次回の放送内容はこちらから>>
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