スカサカ!ライブNEWS「【9/22放送】湘南スカウトが語る“選手獲得の決め手” / 今まさに聞く~中山雅史・後編~ / ”ジャイキリ連発”筑波大監督が振り返る天皇杯」

スカサカ!ライブNEWS2017/09/26 17:43
【9/22放送】湘南スカウトが語る“選手獲得の決め手” / 今まさに聞く~中山雅史・後編~ / ”ジャイキリ連発”筑波大監督が振り返る天皇杯

 9月22日放送の#25では、湘南ベルマーレでスカウトを務める牛島真諭氏がスタジオゲストに登場。日常の業務に密着したVTRが紹介された。また、岩政大樹がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」では「ストライカー中山雅史」に迫った。


●湘南ベルマーレのスカウトが語る、選手獲得のポイントや決め手とは
●岩政大樹が中山雅史に聞いた「ストライカー中山雅史」論 ”
●4度目の“ジャイキリ”ならず… 筑波大指揮官が天皇杯を語る



●湘南ベルマーレのスカウトが語る、選手獲得のポイントや決め手とは


 牛島氏が獲得を検討する選手を見るポイントは「ストロングポイントがあるかどうか」。足の速さやテクニック、フィジカルの強さなどをチェックするそうで、湘南のサッカーに合うかどうかも「午前中の練習では絶対にグラウンドに出ているので、こういう選手が合うんだろうな、というのは肌感覚で分かる」という。


 プロ選手が現役引退後にスカウトに転身するケースはあるが、牛島氏にはプロ経験がない。それゆえの苦労もあるようだ。


「選手を引退してスカウトになった人は知名度もあるし、高校や大学の監督さんもその人のことを知っているから、入り込みやすいですよね。僕は顔を覚えてもらうには、何回も足を運ぶしかないです」


 牛島氏は元々、サガン鳥栖で分析担当をしていた。そしてスカウト担当者の移籍に伴ってその後を継ぎ、その時に鎌田大地(東山高校から加入。現フランクフルト)を引き抜いたという。


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「最初に練習に来た時は全くダメで、大地のわがままな部分が出たというか、受け入れ難い感じ。もう一度呼んで、それでもあまり印象は良くなくて、『ちょっと厳しいんじゃないか』という意見が多かったんですけど、押し切りました」


 その鎌田を例に、牛島氏は選手のストロングポイントを見る際、メンタル面を最重要視していると語った。


「大地に関して言うと、僕に対して『2年後にヨーロッパに行く』と断言していて、『1年目で試合に出なきゃダメです』という目標設定が、他の選手とは違っていた。そういう選手は僕らが指導しなくても勝手に上に行くんだな、というのを感じたので、やっぱりメンタルが最後の決め手になってきますね」


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 湘南の午前練習に顔を出した後、映像で選手をチェックしたり、実際に高校や大学に練習を見に行ったりし、週末はリーグ戦の視察。「年間300試合は見ています」という激務をこなす牛島氏は、将来の夢を聞かれてこのように語った。


「自分が獲得した選手が海外に行ったり、日本代表に入ったりして活躍してほしいという思いを持ちつつ、大好きなサッカーを続けられる選手を取っていきたいというのが今の一番の思いですね。代表に入ってほしいという思いより、サッカーを続けてほしいという思いのほうが強いです」


 


●岩政大樹が中山雅史に聞いた「ストライカー中山雅史」論


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■ストライカー中山雅史について
岩政:反骨心とか気持ちの部分がすごくクローズアップされますけど、実は点を取るところに対して結構、緻密じゃないですか。


中山:まあ、緻密なのかどうなのかは分からないけど。


岩政:いや、ここを探りたいんですよ。ストライカーとしての。相手との駆け引きとか、マークを外すところの動きっていうのは、すごくコンスタントに外せる動きをしているじゃないですか。それってどこかで見つけていったんですか? 何かのヒントがあったんですか?


中山:見つけていったというか、何だろうな、常に相手が動いた逆を取る、その動きをしないと相手の裏は取れないだろうなっていうのと、相手が見ていない時にどこでタイミングを計っていくのか。DFをやっていれば分かるけど、サイドからのボールって(マークにつく相手とボールを)同一視野には収められないから、絶えずこうやって(首を振って)いる。その(視界からFWが)外れた時って一番怖くないですか? そこを狙うしかないなっていう。その時のコース取りですよね。同タイミングで動くけど、そのタイミングで離れていけば裏に抜けられるだろうっていう、その部分はDFをやっていたので、何となく分かる部分がありましたし、これをやられたらDFは嫌だろうなっていうのは、感じはしていましたね。


岩政:それを探して見つけたのが大きなポイントだと思うんですけど。


中山:だから、見つけられたかどうかがいまだに(分からない)。それも、DFがこう来たからこう行こう、ああ行こうというのを考え、意識しながらやるのがいいのか、考えることによって一瞬遅れるから、それを常にやっていることによって、見た時にそれを感じて動きにしているのがいいのか、どっちが“必然”なんだろうって。見ながらやっているのも“必然”。でも、それを練習でずーっとやってきたから、その動きができているのも“必然”なんだけれども、どっちかっていうとその後者のほうが、“偶然”に感じちゃうわけ。


岩政:あ~はい。


中山:だからその“偶然”を“必然”にしたいなって。必然にできれば、常にその駆け引きに勝てるんじゃないかっていう気持ちも出てくるわけですよ。だからそこのところをね、ず~っと考えていました。ちょっとタイム! いい? 冷やし過ぎた。


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(※右ひざに施していたアイシングを外す中山。左ひざに巻き直しながら話を続ける)


中山:相手が変われば考え方も変わるし、その状況に合わせた動きが絶対にあるはずだし、それを常に、相手の裏を取るために動いていなければならない。ただ、動きすぎると疲れるし、大事な時に動けなくなったら意味がないし、そこが難しいなとずっと考えていた。「こいつはこういうタイプだから、こう行ったほうがいいのかな」とか、ずっと考えていたよ。


岩政:結局、相手を動かさなければならないじゃないですか。特にゴール前なんて、ちょっと相手を動かして前に入れるかどうか。


中山:そう、そう。そこなんだよね。だからさ、自分が狙っているところに先に入られるとムカつくんだよ。「そこ狙ってるんだけどな~入られたか」って。そこに入らせないように、前の動作で“はがしの動き”をしてそこを狙うしかないなって思うんだけれども、なかなかそれをやろうとしても、狭いスペースと時間ではそれが取れないから、どうしたらそこを取れるんだろうなっていうのは、考えていましたね。ヴェルディと新潟でやった時(1997シーズンJ1セカンドステージ第13節、6-1で磐田勝利)、その時は初めてハットトリックを決めた時なんだけれども、DFが隣にいて、バッと前出たのよ。したらグッと食いついたの。食いついたと思ったのをスッと抜けて、そこにちょうどボールが来てヘディングでシュートを決めて、相手が食いついてきたなって自分で考えながら、相手を動きで釣ったなっていうのができたんだよね。あれはやっぱ気持ちいいね(笑)。自分の意図したとおりに相手を操ったというか、動かしたというのが非常に気持ちよかったし、そういうのが多々あればサッカーは楽しいんだろうなって思うんだよね。だから技術的に長けた人、ロナウジーニョとか(ジネディーヌ)ジダンとか(中村)俊輔とか、あのへんはやってて楽しいんだろうなって。楽しいことって本当にないなって思うもんね。


岩政:ハットトリック何試合もした時(98年のJ1リーグ、4試合連続ハットトリック)もそんな感じでしたか?


中山:あの時もね、うれしいんだよ。確かに点を取って、たくさん取れたのはいいんだけれども、それ以上に外したゴールへの思いのほうが強かったから。あそこの場面、なんであれ浮かしちゃったんだろう、何であれ決められなかったんだろうと。名波(浩)も言ってました。J1で157ゴールを取りましたけど、チャンスで言えば400、500はあるわけですよ。それを決めていれば、もっとすごい数字になっているわけだけども。それを決められていない自分が未熟だし。ただ、それがあったからこそその次の活力にもつながったし、パワーにもつながっただろうなとは思ってますね。常にもっと上、もっと上っていう欲があるから体がそれについていくというか。そのために体が動いてくれるっていう部分はあるから。それはそれで、チームには迷惑かけたけど、僕自身の成長にはありがたかったことかもしれないですけどね。


中山:「キープ!」っていう言葉が頭から離れない(笑)。来たボールをポーンといっちゃったりして、キープできない時がある。そうするともう見れないもんね。ハット(服部年宏)とか名波とか、後ろから「キープ! ゴン、キープ!」って言うから、ゴメンって。ドゥンガの怒鳴り声とかもね。ドゥンガからは、必ずもう(パスが)来るから、動き出しが遅れたり、そのボールに反応できなかったりすれば僕が悪いわけですよ。でも、見ているほうからすればそれがミスパスになっていると思いがちじゃないですか。それをミスパスにしちゃっているのは僕なんです。っていう思いのほうが強かったから、それをしないために、常に集中しながら、ドゥンガが持ったらたぶん出てくる。それぞれの選手の特徴がありますからね。それをつかみながら、この動き出しのタイミングで行こうっていって、早くなっちゃう時もあるわけですよ。ディフェンスラインとの駆け引きで。でもそうするとオフサイドにかかるケースが僕すごく多かったわけですよ。でも3回ぐらいかかっているのに、3回かかって申し訳ないなって思っているのに、ドゥンガは「お前10回かかってるぞ!」って言うから。「いや3回だよ。俺がかかっているのは3回だよ」って、ドゥンガに向かっては言わずに、逆の方向を見て「3回だよ俺!」って(笑)。


岩政:ちょっとイメージできました(笑)。


中山:あんまり言うと怒るから。もっと怖くなるから。そこはね、逆の方向を見て言ってましたけどね。


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■中山雅史が描く将来


岩政:ゴンさん今、将来についてはどのように考えてらっしゃいますか?


中山:一応S級ライセンスは取りに行きましたから、その道もないことはないと思っていますけどね。ただ、選手としてもやっているんで、それをやりながら、そこをやりながらも指導者目線を求められているところもあるわけですよね。若い選手にいろいろなことを聞かれるんで、それで答えられればいいですし、感じたことを、指導者になる時にフィードバックできればいいなとは思いますから、いろんなことを体験したいなと。指導者の勉強をしたから、監督はこういう考えを持っているんだなって(いうのが分かる)、選手の時はそんなこと考えないじゃないですか。指導者目線でも、こういう時はこうなんだっていうのを聞きながら納得する部分があるんだけど、もし自分がそういう立場なら、この言葉が出せるのかなっていう、そこに不安を感じますね。僕自身、もし監督やれって言われたら、まずGKコーチ、フィジカルコーチ、DFコーチ、中盤コーチ、FWコーチ、そして総合コーチ、その上に俺。そして行くぞって(笑)。


岩政:全部やってもらって(笑)。


中山:そうそうそうそう。でもそれじゃダメなんだろうな~(笑)。それじゃ監督じゃね~な~って思ったりもするわけなんだけれども。


岩政:FWコーチぐらいはいいんじゃないですか?


中山:まあね、そこはね、いいんだけど。でもFWにつけるところの中盤の考え方とかもあるじゃないですか。中盤には中盤の出しやすい形、こう動いてほしいっていうのがあるから、そこはどうすり合わせていけばいいのかな。だいたい、コーチとなると、監督が攻撃を見たらコーチが守備を見て、監督が守備を見たらコーチが攻撃を見てっていう形になるんですけれども、その辺が俺は見れるのかな~とかね。一応勉強はして、実践はしてきたけれども、それがやっぱ、本番と勉強とでは全然違うものですから、現場になると。だからそこができるのかな~っていう、そういう能力あるのかな~っていう不安のほうが大きいですね。



●4度目の“ジャイキリ”ならず… 筑波大指揮官が天皇杯を語る


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 小井土監督・筑波大監督は大宮戦のプランについて「(守備については)まずは目の前の相手をしっかり捕まえようと。自分たちの前でボールが動くようにして、入ってきたボールを取ろうという狙いがありました」とコメント。攻撃については、エースストライカーの中野誠也を生かす「いつもどおりの戦い」ができていたという。


「中野という足の速いFWがいて、彼はディフェンスラインの背後を取るのが得意なので、どうしてもディフェンスラインは下がる。その前にスペースができるので、トップ下の選手には中野についていくのか、落ちるのかを判断し、賢くプレーすることを求めています」(小井土監督)


 前半にPKで1点を失ったが、42分にMF鈴木徳真に代えてMF高嶺朋樹を入れると、「彼(高嶺)が入ったことで大きな展開が生まれ、それによって三苫薫がいい形でボールをもらえるようになった」という後半は相手を押し込む時間が増える。自身も東京学芸大時代に天皇杯に出演した経験を持つレギュラー解説委員の岩政大樹(東京ユナイテッドFC)は「大学のチームが天皇杯であそこまで攻撃に人数を掛けられることはない。あの展開に持ち込んだだけでも素晴らしい」と筑波大の戦いぶりを絶賛したが、小井土監督は1回戦でY.S.C.C.横浜(J3)、2回戦でベガルタ仙台(J1)、3回戦でアビスパ福岡(J2)とJクラブを次々に撃破したことが自信につながったと分析した。


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「今までの天皇杯で得た自信が大きかったと思います。『自分たちはやれる』、『三苫が持った時、追い越せばボールが出てくる』という自信を、大会を通じてつかんだことが大きかったと思います」


 試合後、小井土監督は選手たちに対して「すべてを出してくれたことに感謝」し、「勝たせてあげられなくて申し訳なかった」と語りかけたという。そして、大会全体を次のように振り返った。


「悔しい反面、出し切って負けたので、潔い、仕方がないという空気もありました。大学リーグでは勝たなきゃいけないという気持ちから変に堅くなってしまい、無駄なことを考えてしまうけど、天皇杯という大会が(選手たちのポテンシャルを)引き出してくれました」

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