7月7日放送の「~日本人を応援せよ!!~Football Time Line」#29では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。
大迫勇也が所属するブレーメンは、ブンデスリーガ1部残留を懸け、ハイデンハイムとの入替戦に臨んだ。2日に行われたホームでの1stレグは、退場者を出しながらも守り切り、0-0で終了。大迫は84分までプレーした。
6日に行われたアウェイでの2ndレグでも、大迫は先発出場。チームは開始早々、相手のオウンゴールで幸先良く先制した。その後は終盤に追いつかれたが、アディショナルタイムに再び勝ち越しに成功する。最後はハイデンハイムがPKを決めて2-2とするも、アウェイゴールの差でブレーメンが1部に残留。68分までプレーした大迫にゴールはなかったものの、先制点の起点となるなど、随所に存在感を見せた。
試合後、ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督は「時間が経つにつれて、安堵感が増している」と胸をなで下ろした。終了間際に追いつかれ、あわや逆転を許す可能性もあったが、「我々は諦めなかった。そして残留できた」とチームを称えている。
ブンデスリーガ最終節で16位に浮上し、入替戦を制して残留を決めたブレーメン。スペシャルゲストのうじきつよし氏は、大迫のイラストを添えて賛辞を送った。その大迫は、リーグ戦ラスト4試合で4ゴール。まさに残留の立役者となったが、うじき氏は「チームの中でも周りが見えていて、クールな動きをしていた」と冷静さを評価した。
リーグ再開直後には、シュートチャンスでパスを選択するなど、消極的なプレーが見られた大迫。フットボールキュレーターのミムラユウスケ氏によると、中断明けからの5試合では、1試合の平均シュート数が“0本”だった。しかし、終わってみればリーグ戦で8ゴールを記録し、チームトップスコアラーに。ラスト5試合における1試合の平均シュート数は、2.9本を記録している。
このデータを受け、ミムラ氏は「シュートを打つことで、彼自身もリズムを取れていた」と分析。大迫の積極的な姿勢が、チームを救ったと言えるだろう。2017-18シーズンには、ケルンで降格を経験していたが、そのリベンジを果たす形となった。
毎週火曜日21:00から無料生放送してきたサッカー情報番組「~日本人を応援せよ!!~Football Time Line」。次回は最終回を迎え、8月4日(火)21:00放送スタートの予定となっている。 放送予定はこちらから>>
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