3月17日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#23では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。
ブレーメンに所属する大迫勇也は、これまでブンデスリーガで4得点を記録。今シーズンは開幕3試合で3得点を決め、絶好のスタートを切った。しかし、その後は負傷で5試合連続の欠場を余儀なくされると、復帰後はボールを失うシーンが目立つなど、パフォーマンスの不安定さも露呈。チームは2019年の最終戦で敗れると、自動降格圏に沈んだ。ウインターブレイク明けの初戦こそ勝利したものの、その後は5連敗。コンディションの上がらない大迫は、出場機会が減少していった。
3月8日に行われた第25節のヘルタ戦では、大迫はベンチスタート。代わりに先発起用されたサージェントが先制点を挙げた。チームはその後も追加点を奪ったが、2点のリードを守りきれず、2-2と引き分け。6試合勝ちなしで、残留に暗雲が立ち込めている。
フットボールキュレーターのミムラユウスケ氏は、2月4日に行われたドイツカップ3回戦のドルトムント戦(3-2で勝利)を分岐点に挙げ、「それまではポゼッションして崩すという形だったが、カウンターでシュートまで行く形を増やそうとしている」と戦術の変化を分析。直近の公式戦2試合では、大迫をベンチに据え、よりスピードのある選手を起用している。
前半戦では、中盤まで降りて攻撃を組み立てるシーンが多かった大迫。スペシャルゲストの川勝良一氏は、「リバプールはスペースを消されると、フィルミーノが降りてくるが、それを許されるのは絶対的に上手い選手」と世界的なストライカーに役割を例えた。その上で「大迫が起用できないのはチームの事情もあるし、コンディションの問題もある」と現状について語っている。
ブンデスリーガは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中断となっている。チームの救世主として期待がかかる大迫は、この期間にコンディションの向上に努めたいところだ。
※毎週火曜日21:00から無料生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」は、欧州リーグが中断となっている状況を鑑みて、#24以降の放送を一時中断させていただきます。次回の放送日時は、番組ホームページなどで決定次第お知らせいたします。放送予定はこちらから>>
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