12月17日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#13では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。
ポルトに所属する中島翔哉は、12月16日に行われたポルトガルリーグ第14節のトンデラ戦で、リーグ戦では7試合ぶりの先発出場。試合は10分に中島のパスが起点となりポルトが先制すると、その後も追加点を奪い3-0と快勝した。
今シーズンは定位置確保に苦しんでいる中島だが、ようやくリーグ戦で移籍後初のフル出場。この試合では笑顔も見られ、MCの前園真聖氏は「本人の笑顔を見ると、自分でも満足できるプレーだったのではないか。スタメンで出続けてほしい」と今後に期待を寄せた。
ポルトはこれまで4-4-2を主体としていたが、中島をトップ下に置いた4-2-3-1を採用。フットボールキュレーターの小澤一郎氏は「中島翔哉システムと言っても過言ではない」と表現した。
そして、小澤氏は75分の中島のプレーに注目。中央で味方から縦パスを受けると、素早いターンで相手DFを交わし、スピードに乗ったドリブルでゴールに迫った。このプレーについて、小澤氏は「(同じポジションの)オタービオ・モンテイロや、ルイス・ディアスもできないプレー。トップ下でこういうことができると、これからも使われていくと思う」と評価した。
一方で、60分には相手GKのパスミスからビッグチャンスを迎えたが、シュートはGKにキャッチされてしまった。定位置確保に向けては、移籍後初ゴールも大きな鍵となるはずだ。
ポルトは現在、首位のベンフィカと勝ち点4差の2位に位置している。リーグ戦は年明けまで一時中断となるが、次節は3位のスポルティングとアウェーで戦う。チームはもちろんだが、光明を見出した中島にとっても正念場となりそうだ。
毎週火曜日21:00から無料生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は12月24日(火)21:00放送スタートの予定となっている。放送予定はこちらから>>
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