12月10日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#12では、U-22日本代表の前田大然(マリティモ)の特集が放送された。
前田は今夏、松本からポルトガルリーグのマリティモへ移籍し、開幕からリーグ戦全試合に出場。13試合で3得点を記録するなど、海外初挑戦ながら上々の結果を残している。
11月にはヌーノ・マンタ前監督が辞任し、ジョゼ・ゴメス氏が新監督に就任したが、前田はこの監督交代をポジティブに捉えているようだ。
「監督が代わって、以前の監督よりも前から守備に行くようになりました。松本の時からそういう守備をしていたので、問題なくやれています。今の監督のほうが言っていることが明確で、『勝つぞ』という気持ちが出ているかなと思います」
一方で、ポルトガル語について問われると「あまり分からないが、知っている単語をつなぎ合わせて、だいたいこういうような感じだろうな...というニュアンスでやっている」と率直に述べた。
現在22歳の前田は、東京五輪を控えるU-22日本代表にも選出されている。現在はマリティモでレギュラーとして活躍しているが、「試合に出ることは東京五輪もあるので大事だし、もっとゴールにこだわっていきたい」と今後の意気込みを語った。
リーグ第13節のサンタクララ戦では、前半開始早々に“親友”であるマルセリーニョがPKを獲得。このPKを前田が決め、今シーズン3得点目を挙げた。しかし、前田は2度の決定機を逃すなど、精彩を欠くシーンも。チームは一時逆転を許したが、アディショナルタイムに追いつき2-2と引き分けている。
ポルトガルで奮闘する前田について、コメンテーターの前園真聖氏は「PKを任されているので、チームから信頼されているし、彼のスピードを全員が理解している」と評価した。
また、スペシャルゲストの水沼貴史氏は「決定機を作り出すことと、決定機に顔を出すことはできている。あとは決めきれる力が必要だと思う」と決定力を課題に挙げる。その上で「彼の特徴はスプリント力。速い選手はスプリントを繰り返すと疲れてしまいがちだが、ずっと継続できる能力がある」と90分間持続できる走力を讃えた。
前田は12月28日に行われるキリンチャレンジカップに臨むU-22日本代表に選出。今回はメンバーの入れ替えも行われているが、自慢のスピードとスプリント力で違いを生み出すことができるのだろうか。
毎週火曜日21:00から無料生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は12月17日(火)21:00放送スタートの予定となっている。放送予定はこちらから>>
【過去ニュースはこちら】
●ビッグクラブに行く日も近い? 冨安健洋に福田正博氏が太鼓判
●戦術変化に苦しんだ伊東純也。今季初得点への強い意欲を見せる
●日本代表の前線を担う大迫勇也と鎌田大地。川勝良一氏が語る共通点
●シントトロイデンのブライス監督が語る、日本人トリオへの評価
●代表初ゴールの鎌田大地。次なる“初ゴール”と、その先の夢舞台へ