8月27日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#2では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。
今夏にシント・トロイデン(ベルギー)からボローニャに移籍した、日本代表の冨安健洋。セリエA開幕節のヴェローナ戦では、右サイドバックで先発フル出場を果たした。試合は1-1で引き分けたものの、冨安は新たなポジションで攻守において存在感を示した。
この試合で解説を務めたスペシャルゲストの森岡隆三氏が、冨安のプレーを分析。本職はセンターバックの冨安だが、森岡氏は「センターじゃなくてサイドで出るということは、動きの質も変わってくる。プレッシャーのかかる中で、落ち着いてプレーをしていた」と新ポジションでの活躍を評価した。
守備面では相手を誘い込んでパスを出させると、機を見た飛び出しでボールを奪取。現役時代に同じDFで活躍した森岡氏は「守備に関してはパーフェクトに近い。最高のデビュー戦だった」と太鼓判を押した。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、冨安にチーム最高評価6.5(10点満点)を与えた。また、パス数と敵陣へのパス数もチームトップを記録しており、まさに上々のスタートと言える。
ハーフタイムには、同じくベルギーリーグから新加入のデンスウィルらと、ジェスチャーを交えて会話をしていた。サッカーライターのミムラユウスケ氏は「アジアカップでも記者の質問に英語で答えていた」と語っており、コミュニケーション面での不安は少ないようだ。
冨安はこれまでセンターバックとボランチでプレーしてきたが、森岡氏はサイドバックでの挑戦に「日本代表にもオプションが増える」と期待を寄せた。9月からはカタールW杯予選がスタートし、来年には東京五輪も控えている。新天地で活躍を見せる冨安は、各カテゴリーの日本代表でも輝きを放てるのだろうか。
毎週火曜日21:00から生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は9月3日(火)21:00放送スタートの予定となっている。放送予定はこちらから>>
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