5月21日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#32では、伊東純也(ヘンク)がベルギーリーグ制覇の喜びを語った。
ヘンクはプレーオフ1・第9節でアンデルレヒトと引き分けたものの、他会場の結果により8シーズンぶり4回目のリーグ優勝が決定。先発出場した伊東純也は58分までプレーし、先制点の起点になるなど、チームに貢献した。
プロ入り後初のタイトルを欧州挑戦の場で獲得した伊東。試合後は「今はそんなに実感が湧いていない」と語ったが、その表情には笑みがこぼれていた。
一方、首位のヘンクを勝ち点3差で追いかけるクラブブルッヘは、スタンダールと対戦し、0-2の敗戦。これによってクラブブルッヘの2位が確定したため、ヘンクは優勝を果たした。
伊東を含めたヘンクの選手たちは、他会場の結果も耳に入っていたようだ。スタンダールに2点目が入った時点で、ベンチにいる選手たちはピッチに駆け寄り、歓喜の瞬間を心待ちにしていた。伊東は「そういう雰囲気を作ってしまえば勝ちかなと思った」と試合を振り返った。
伊東は1月のアジアカップ終了直後に加入し、初の海外挑戦ながら優勝を経験することとなった。「自分が加入して首位から落ちてしまうこともあったんですけど、うまくチームの輪に入れて、優勝できてよかった」と安堵感に溢れた様子で喜びを噛み締めた。
優勝から3日後には、ホームで第10節のスタンダール戦が行なわれた。伊東をはじめとした主力選手は欠場。試合後の優勝セレモニーでは、サポーターとともに改めて喜びを噛み締めた。
ピッチには多くのサポーターがなだれ込み、選手たちと肩を組むなどのお祭り騒ぎに。その中で伊東は「あまり騒ぐのが好きじゃないので、端っこにいた」と、当時の心境を明かした。
ベルギーリーグを制したヘンクは、チャンピオンズリーグの出場権を獲得。「強いチームとできるのは楽しいし、バルサとかとやりたい」と力強く意気込みを語った伊東だが、来シーズンに向けた準備について問われると「まだ何も考えていない。とりあえず早く日本に帰って休みたい」と本音を口にした。
毎週火曜日21:00から生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は6月18日(火)21:00放送でシーズンレビューを放送予定となっている。放送予定はこちらから>>
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