4/9放送の『~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line』#26では、週末に行われたドイツ・ブンデスリーガを中心に日本人選手の活躍を振り返り。大迫勇也(ブレーメン)が約2ヶ月ぶりに怪我から復帰した様子や、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)のインタビューが放送された。
大迫は現地時間7日に行われたボルシアMG戦に後半7分から途中出場。同34分に絶妙なクロスから同点ゴールをアシストし、周囲の期待に応えた。
大迫のプレーについてスタジオゲストの川勝良一氏は「これだけ間が空くと、イメージしていてもスピード感がちょっと違うと思う。その状態の中で相手選手に削られて、その前のミスが頭から飛ぶくらい痛みや多少の怒りがあった。そこから先はプレーに集中してスピードも上がってきて、最終的にアシストのプレーにつながったのでは」と分析する。
投入直後には不用意なトラップミスがあったが、相手にファウルで倒されたシーンをきっかけに徐々にパフォーマンスを修正。アシストの場面はもちろん、相手を背負った状態のボールキープなど随所に大迫らしさを発揮した。
話題はオフザピッチにも及ぶ。フットボールキュレーターのミムラユウスケ氏は大迫が第2子を授かったことに言及。
奥様が入院していたデュッセルドルフの病院と、試合が行われたメンヘングラードバッハが近かったことで、大迫自身が出産に立ち会えたとのことだった。
「ブレーメンからデュッセルドルフまでは特急列車で3時間、メンヘングラードバッハからは各駅停車で30分くらい。チームも試合前日に試合地に入りますから、先に移動して奥さんの出産に立ち会って、当日にチームのホテルに合流して試合に行きました」と言う。
そして、宇佐美貴史。所属していたデュッセルドルフは一時、自動降格圏に低迷していたが、ホームでのヘルタベルリン戦から調子は上向きに。宇佐美はこの試合で今季初ゴールとなる先制点を挙げ、チームの大勝に貢献した。
「たった1ゴールですけど、あそこからチームが変わった感じがした。自信を持って戦えばやれるなっていう感覚を全員が持てた」と手応えを感じたようであった。その後はバイエルンに引き分け、ドルトムントからは白星を奪うV字ターンを見せている。
しかし、宇佐美は定位置をつかめているとは言い切れない。そこは本人も自覚している。献身的な守備での貢献が目立つが、あくまでも狙うのはゴール。「1ゴールのままでは終わりたくない。ゴール数を伸ばしていきたいし、試合に出ていけるプレーをもっとトレーニングでして、試合に使ってもらえるように。試合で使ってもらったらしっかり結果を残せるように」とアピールを誓った。
ポジションを争うライバルにはリュケバキオら縦に速い選手が多い。その中で「自分は横に変化をつけるというか。彼らのようなプレーはできないけど、彼らとは違ういいプレーができる自信はある」と意気込んだ。
毎週火曜日21時から生放送されている『~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line』。次回は2019年4月16日(火)21時スタートの予定となっている。放送予定はこちらから>>
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