確かなことはミヤト・ガチノヴィッチによるギリシャ挑戦は、全ての関係者にとって利益をもたらす結果となったということだ。今冬にTSGホッフェンハイムからパナシナイコスへと渡った27歳のセルビア人MFは、すぐにチームの中心選手となり数多くのの出場試合の中で、最終的に決勝戦では優勝に大きく貢献するPKも決めていたのである。
同国出身のヨヴァノヴィッチ監督にとってもその光景は非常に喜ばしいものであったことだろう。そしてこのまま完全移籍での獲得も願っていたことだろうが、ただそのために200万ユーロを超える俊足ドリブラーへの買取金額の用意はできず、再レンタルにはホッフェンハイム側が特に関心を抱いていない模様。そのためまずはホッフェンハイムへと戻り、ブライテンライター新監督の下でもアピールに尽力することになる。
そういった意味では新体制への転換はガチノヴィッチに幸運をもたらす可能性を否定するものではないが、ただそれでもホッフェンハイムではこの夏、中盤ではグルシャ・プレーメル、そしてフィン・オレ・ベッカーと2選手の補強を行なっているところであり、特にこの冬のワールドカップ出場を視野に入れるガチノヴィッチとしては、定期的な出場機会を得られることも来季の重要なポイントとなるはずだ。
その一方でコーチ陣については、マティアス・カルテンバッハACがクラブを後にし、元上司であるアルフレッド・シュロイダー監督が就任した、オランダの名門アヤックス・アムステルダムへと渡ることとなった。ホッフェンハイム側引き止めに尽力したものの、水曜日に11年過ごしたクラブからの退団が正式に発表。「辛い判断ですが、プロとしてこれは特別な挑戦。また若い頃はファンだったクラブでもあるんです。」と語った同氏は、「受け入れてくれたホッフェンハイムにとても感謝しています」と言葉を続けた。
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