「ドルトムント新体制、F1並みのアクセル全開で発進。求められる首脳陣の忍耐力」スカパー!ブンデスリーガNEWS

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kicker2022/05/24 04:05
ドルトムント新体制、F1並みのアクセル全開で発進。求められる首脳陣の忍耐力


 近年のボルシア・ドルトムントでは、シーズン終了時のドタバタ劇はもはや、恒例行事化しつつあるようだ。昨シーズンではルシアン・ファヴレ監督が冬に解任、その後を受けたエディン・テルジッチ暫定監督が、出だしではつまづきを見せるも最終的にCL出場権獲得、加えてドイツ杯優勝とタイトル獲得を果たす結果を残しながら、ドルトムント首脳陣は敢えてボルシア・メンヒェングラードバッハから移籍金500万ユーロを投じてマルコ・ローゼ監督を迎え入れていたのである。

 そしてその1年後、ドルトムントでは再びエディン・テルジッチ氏に脚光が当たることとなった。シーズン終了直後にボルシア・ドルトムントは、マルコ・ローゼ監督の解任というサプライズ人事を発表。それから間も無くしてその後任に、テルジッチ氏が就任。いま思えば他クラブから関心が寄せられていたテルジッチ氏のため新たにTD職を設けて残留させていたことは、ドルトムントにとってクレバーな判断だったと言えるかもしれない。しかしローゼ監督の背後にテルジッチ氏の影を付き纏わせたことは、1年の解任劇を見る限りリスクを伴っていたのかもしれないが・・・。

 いずれにしてもボルシア・ドルトムントは、本来ならば昨シーズンにローゼ監督と共に築き上げるはずだった新たな船出を、今シーズンにセバスチャン・ケール新SD、そしてエディン・テルジッチ新監督という、共に30代という若く一新された新体制の下で踏み出すことになった・・・、しかもそれをまるでF1レースのスタート時のようなアクセル全開で!ドイツ代表3選手とドイツユース代表MFを獲得しながら・・・。

 その点でクロップ監督時代にはスカウトとして在籍し、それ以前にはファンとしてドルトムントのスタジアムに訪れるなど、ドルトムントを知り尽くしたテルジッチ氏の就任は追い風となるかもしれない。前回の就任時には当初結果が出ず、メディアからの批判を受けながら、後に感動的な復活を遂げて突如救世主に祭り上げられるような経験も積んだ。

 ただそれでも監督経験としてはまだ比較的新しいものであることに変わりはなく、とりわけこれほどまでに様変わりした陣容での船出とあっては、毎年のようにドタバタ劇を続けてきたボルシア・ドルトムントの首脳陣は、それ相当の覚悟と忍耐力をもって臨まなくてはならないだろう。その点でファンからの支持を受けるテルジッチ氏の就任はプラス材料であり、これをチャンスとして大いに利用し一丸となって、今こそブンデスリーガ全体をもっと盛り上げていきたいところ。
 

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