「ドルトムント:ローゼ監督退任で早速迎えた、ケール新SDの最初の大きな試練」スカパー!ブンデスリーガNEWS

ブンデスリーガ

21/22 ドイツ ブンデスリーガ 全試合生中継/LIVE配信!

スカパー!ブンデスリーガLIVE ドイツ最大のサッカー専門誌 kicker 日本語版提供の現地情報をお届け!
スカパー!ブンデスリーガLIVE ドイツ最大のサッカー専門誌 kicker 日本語版提供の現地情報をお届け!
kicker2022/05/21 23:05
ドルトムント:ローゼ監督退任で早速迎えた、ケール新SDの最初の大きな試練


  シーズン終了後に行われた分析の結果、これほどの大きな転換は実は全く予定されていないことだった。むしろクラブ関係者は驚きを感じているところであり、実際にマルコ・ローゼ監督は新規獲得選手に向けて直接に関与していたのである。にもかかわらず、木曜日にはボルシア・ドルトムントから監督の退任が発表。ローゼ監督は「今回の話し合いの中では、全ての首脳陣から100%の信頼が置かれているとは、もう感じられなくなっていた」ことが明かされた。

 昨シーズンにボルシア・メンヒェングラードバッハから、移籍金500万ユーロを投じて迎えられたローゼ監督には、かつて同じくマインツで指導者の道を歩んだユルゲン・クロップ監督と同様に、新たな時代の幕開けが地に足の着いた高い資質を兼ね備える45歳に託されていた。しかしドイツ杯でもチャンピオンズリーグでも早々に敗退。リーグ戦では準優勝とはいえ、疑問符を払拭するまでには至らなかったということだろう。

 確かにローゼ監督は最初の準備期間を、夏のユーロ開催のために思うように使えず、開幕後は度重なる負傷者なども相まったなどの苦しい事情はあるだろう。自身も就任前にはグラードバッハでのドタバタ劇があり、また前任者のテルジッチ監督が好転を果たしていたという重圧もあった。ただそれでも本当に最大限にチームの力を発揮できていたのか?

 そう考えてみた場合、レヴァークーゼン、ライプツィヒ、そしてボーフムの3試合だけで13失点を喫したように、昨季にも問題を抱えていた守備面は更なる悪化をみせ、しかも一貫性に欠けた試合は何試合も続き、加えてここ一番での勝負弱さなど、改善の兆しはむしろいっそう見えなくなっていったことが今回の結論につながった。

 そういう点では監督の交代は理解できるとはいえ、それでもこの時期については、やはりサプライズであることに変わりはない。なぜならばローゼ監督はすでに獲得した3人のドイツ代表選手(ニコ・シュロッターベック、ニクラス・ズーレ、カリム・アデイェミ)の説得にあたり、選手自身もそのスタイルに納得したその張本人なのだ。つまり万全の準備をしてローゼ監督と2年目を迎えるというプランが”頓挫”したということ。

 また別の見方をするならばこれらの重圧にさらされながら、これから24年間SDを務めたミヒャエル・ツォルクSDからバトンを受けるセバスチャン・ケールは、恐らく後任監督となるであろうユース監督やTDを務めてきたエディン・テルジッチ氏らとともに、これまでの人生でまったく未経験の新たな試練へと、さっそく臨まなくてはならなくなったということである。
   

スカパー!サッカーセット 2,480円/月(税込)