木曜夜に行われたブンデスリーガ初戦、ハンブルガーSVとのホーム戦でヘルタ・ベルリンは、0−1での黒星発進を喫することになった。今回の試合で入れ替えを行ったのは、出場停止にあったサンチアゴ・アスカシバルただ1人だったのだが、フェリックス・マガト監督はそれが大きかったと指摘。「対人戦のスペシャリストであるサンティ不在だったのが問題となった。そして(代役の)ニクラス・シュタークは病み上がり、まだ完調には至っていない。自分たちの力を発揮できず、ホーム戦ではやってはいけない、前半ではハンブルクよりもデュエルで劣ってしまっていた。」と言葉を続けている。
ただそれでも老将は「ブンデスリーガレベルでのプレーはみせていたのだ。そしてそれはハンブルクについても同様だった」と表現。だがそこでの違いは勢いであり、最近4連勝で”入れ替え戦に滑り込んだ”というハンブルクに対して、ヘルタ側からみれば3度の王手のチャンスを逃しての、”入れ替え戦進出に至ってしまった”という状況。それがライスのポストの助けも借りた決勝弾へと繋がってしまう。「それにブンデス2部最少失点のチームを相手にしては、あまり点を重ねられないことはわかっていたよ」と語ったマガト監督は、改めて「今回は0−0という試合。勇気の不足は感じない。今回はハンブルクにツキがあったが、次がうちの番でもいいだろう」と巻き返しを誓った。