マヌエル・ノイアーの将来はいまだ不透明となったままだ。5月初めに契約を延長したトーマス・ミュラーとは異なり、2023年までとなっているバイエルン・ミュンヘンとの契約を、さらに延長することについてキャプテンは躊躇をみせている。一体なぜなのだろうか?
代理人側が3年契約を求めたロベルト・レヴァンドフスキと同様に、ノイアーのポイントもまた1年なのか2年契約なのかという点にあった。ノイアーとしてはフィールドプレーヤーよりも肉体的負担が軽いためゴールキーパーの選手寿命は長めとみており、一方でバイエルン首脳陣はミュラーやレヴァンドフスキらと同様、あくまで様子を見極めながら2025年を視野に入れたいと考えているところ。
ただノイアーにサインを躊躇させている理由は、それだけではない。36歳の守護神にとってチームの将来性が重要であり、来シーズンでは再びタイトル獲得を果たして国際舞台での競争力をもつことを期待しているのだ。 さらに2011年から共に取り組むタパロヴィッチGKコーチとの継続も非常に重要視している。なおバイエルン側は契約延長に自信をもつ一方、ノイアーには急ぐスタンスはなくこのまま来シーズンに入ることさえ想像できる模様。