「ヴォルフスブルク、再建に立ちはだかるイバラの道」スカパー!ブンデスリーガNEWS

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kicker2022/05/19 02:05
ヴォルフスブルク、再建に立ちはだかるイバラの道


 フロリアン・コーフェルト監督は、解任を告げられるその時まで、VfLヴォルフスブルクで来シーズンに向けた計画を練り続けていた。試合後のロッカールームでは選手たちに檄を飛ばし、そして欧州の舞台への復帰を呼びかけていたものの、わずかその数時間後には自らチームを後にすることになる。実際イェルグ・シュマッケ競技部門取締役は、コーフェルト監督の続投を望んでいた。それをバイエルン戦前にも公言していたものの、最終的に相談役会はマルセル・シェファーSDの意見に従うことを判断。コーフェルト監督続投となった場合、チームによりプレッシャーが増していく状況を危惧してのものだった。だが不満を抱えるシュマッケ取締役がこのまま、契約満了となる1月末日まで残ること自体、チームにとって危険をはらんだことだともいえる。そもそもクラブ内ではゴタゴタが生じており、各所で不信感が芽生えているところなのだ。

 その一方で後任監督人事についても結論を導き出さなくてはならない。複数の候補者の名前が浮上してはいるが、ただ1つ確かなことはマティアス・ヤイスレ監督はもう1年、ザルツブルクに留まることを希望しているということ。それ以外では特にニコ・コヴァチ監督(元バイエルン、モナコ、フランクフルト)や、ヴァンサン・コンパニ監督(RSCアンデルレヒト)も浮上しているが、ただ後者については今季はじめに就任したファン・ボメル監督同様に実績の不足という点で不安が残る。その点でトーマス・ライス監督(ボーフム)やボー・スウェンソン監督(マインツ)らは結果を残したが、ただ契約を残しているため買取義務が発生。フリーとなるとグラードバッハで退任となったアディ・ヒュッター監督、そしてブルーノ・ラバディア監督の復帰の可能性も取り沙汰されているところ。ただこちらはシュマッケ取締役との亀裂が伝えられており、就任にはシュマッケ氏の退任が前提条件となる。

 そうして新シーズンに向けてヴォルフスブルクはチーム作りも進めていかなくてはならない。グラスナー前監督の時に特徴付けていた美徳、すなわち激しさと攻撃性をもった、素早いカウンターサッカーへの回帰が望まれており、すでにヤクブ・カミンスキやパトリック・ヴィマーの獲得といったあたりは、それに向けた適役といえるだろう。ファン・ボメル監督がもちこもうとしたポゼッションサッカーは、もはや限定的なものでしかない。またコーフェルト監督の下で重用されていた選手、特にマックス・クルーゼについては苦境に立たされる見通しで、今冬にもMLS開幕に向けて渡米すると見る声が多い。また買取オプションが行使されずにレンタルから復帰する選手たちへの対応も課題だ。ボルシア・ドルトムントから復帰するマリン・ポングラチッチとはボーナスをめぐって法的論争にもあり、ヨシプ・ブレカロはヴォルフスブルクでのプレーを望んでおらず、また元主将ジョシュア・ギラボギもボルドーは降格を喫してしまった。
  

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