「ナーゲルスマン監督、優勝直後のパフォーマンス低下を批判」スカパー!ブンデスリーガNEWS



前日に行われたプレスカンファレンスにて、ユリアン・ナーゲルスマン監督は前節にブンデス優勝を果たしたバイエルン・ミュンヘンについて、今週も引き続き勝利への意欲をもってトレーニングに勤しんできたことを強調していた。決して残り3試合でも手を抜くことはしない、そのようなメッセージだったのだがピッチ上では発揮されることはなかった。
土曜午後の1.FSVマインツ05戦では、バイエルンは1−3と敗戦を喫したばかりか、むしろゴールポストに救われて大敗を避けられたというほどのパフォーマンスを露呈しており、試合後に指揮官は「タイトル獲得の後でこのように低下をみせてしまうのは、人間らしい部分ともいえるだろう。ただそれでも我々は胸にこのロゴを身につけているのだ」と批判。
そして「何かしらの成果を挙げなくてはならないというときに、あまり情熱が感じられないようなときには、何か変化を与えていかなくてはならない段階でもある。それが今の我々が置かれた状況だ」と述べ、「一般的にいって、1年で7つのタイトルを獲得したり10連覇したりすると、どこかで分岐点はおとずれてくるもの。いつも同じようにいくわけではない。それは至極当然のことなんだ」と言葉を続けている。
ジョシュア・キミヒは「今日のパフォーマンスは自分たちに考える機会を与えるもの」と述べ、とくにメンタリティ部分について指摘し「たしかに先週末にリーグ優勝を決めたとはいえ、今シーズンはこういうことが多すぎる」と強調。「残りの試合で、特に来シーズンにこういうことが行いよう、ちゃんと分析して臨まないといけない。」と語った。
その一方でヘルタ・ベルリンのフェリックス・マガト監督からは、古巣に対して「シーズンは最後まであるんだよ。3試合を残しながら終わらせるなら理解できないね。ブンデスリーガのためにならない」と警告。ただ次節のバイエルンがヘルタが残留を争う直接の相手シュトゥットガルトとの対戦とあって「非常にクレバーだと思うよ」とナーゲルスマン監督。「試合をみて電話してくれればいいよ。ただ私はヘルタについて話すことはしないけどね」と付け加えている。