「ナーゲルスマン監督「この1年は決して容易ではなかった」」スカパー!ブンデスリーガNEWS



ナーゲルスマン監督「この1年は決して容易ではなかった」
ビールかけを終え、まだ少し寒そうにしているユリアン・ナーゲルスマン監督は、試合後の記者会見の席にして「今日、優勝を果たせてよかったよ」と満足感を
示した。それは「まだ理論的に可能性があった直接のライバルに対して、それを実現してみせたということが、今シーズンをより良い方向に導いてくれるもの」という期待感にもよるものであり、勝利のビールを片手に隣に座るグリュックACとの談笑もみせていた。
ただそれでもチャンピオンズリーグ準々決勝ビジャレアル戦での敗退はこの日も影を落とすものでもあり、また最終的には3−1で勝利をおさめたとはいえパヴァールによるベリンガムへのファウルが、PKとなっていれば2−2と試合はわからない展開となっていたはず。だが「バイエルンの初年度は正直言って、決して容易なものではなかった。私は不平不満をあまり口にしないタイプだが、それでもこの1年間はいろんなことがあった。」と強調する。
そこにはグラードバッハ戦での歴史的大敗、ビジャレアル戦でのCL早期の敗退、クラスター、ワクチン接種問題、そして契約に関する問題など、さまざまな困難を乗り越えて、ようやく辿り着いた「この日は、そういう意味では喜びはひとしおというものだ。」とナーゲルスマン監督は回顧。だがこれから夏の移籍市場に全神経を集中させることになり、早速月曜日からは、すでに「いくつかのアポイントが入っている」ことも明かした。