月曜日に迫った今冬の移籍市場最終日までに、VfLヴォルフスブルクでは様々なことが起こる可能性がある。特にワウト・ウェクホルスト、ジョシュア・ギラボギ、そしてダニエル・ギンチェクの3選手は、金曜の練習にて「負荷調整」のために個別調整を行っていたが、むしろ負傷を避けるために大事をとったという見方もできるだろう。
ウェクホルストの場合はプレミアリーグ、バーンリーからの関心が寄せられており、またヴォルフスブルク側も適切な価格でれば、オランダ人ストライカーを売却する用意がある。あとはプレミア移籍を夢見るウェクホルスト自身が、そこで残留争いへの参加を望むかどうか。失敗のリスクも考慮しなくてはならない。
一方でヴォルフスブルク側としても、これまでチーム最多得点となる6得点をマークし、さらにルーカス・ヌメチャがまだしばらく離脱にあることを思えば、今回の決断はかなりの思い切りが必要なものだといえるだろう。特に似た状況として4シーズン前の冬には、ゴメスを売却した結果で入れ替え戦進出という苦戦を強いられた過去もある。
そのため代役となるFWを模索するかもしれないが、それはダニエル・ギンチェクにはならないかもしれない。特にヌメチャが来月にも復帰が見込まれている上に、今季いっぱいまでの契約延長の可能性はもはや無いとみられることから、今冬にもビルト紙が伝えた2部デュッセルドルフなどで渡る可能性も。
またシュラーガーが離脱中にあってもなお、後半戦ではまだ1分も出場機会を得られていない元主将ジョシュア・ギラボギについては、母国フランスのボルドーや、トルコ1部ガラタサライからのオファーも届いているようで、31歳の守備的選手は以前からクラブからの退団を考えていたとみられている。