前半戦を首位で折り返すことに成功した、バイエルン・ミュンヘンのユリアン・ナーゲルスマン監督は、就任からこれまでの半年間を振り返って「前半戦はとても良いプレーができたと思う」と総括。その上で最終戦となる今回のヴォルフスブルク戦では、「勝ち点差を保ちたいからね、この試合は我々にとって非常に重要な試合なる」と述べている。
なお離脱が続いている中盤では、レオン・ゴレツカとコランタン・トリッソが共に今回も欠場。ただふくらはぎの問題からマルセル・サビッツァが復帰。「本格的な練習はまだ再開していないとはいえ、それでもオプションだ」と指揮官。つまりはおそらくベンチスタートとなり、ムシアラとロカが今回もダブルボランチを形成する可能性が高い。「長期離脱明けだから、負荷に対する反応も見受けられる。ただそれは至って当然のことで順調ではあるのだがね」
その一方でピッチ上では明らかに不満の色が濃く見て取れる、ロベルト・レヴァンドフスキについても特に問題ではないようで、「非常に貪欲な選手で常にボールに触りたいと思っている。彼もまた1人の人間で、時には不満を覚えることだってあるさ。普通のことだ、こういう時期だってある」とコメント。
ただ今回の相手ヴォルフスブルクは20試合で23得点とお得意様状態。さらに得点を決めて、ゲルト・ミュラー氏と分かつ、年間最多得点記録42を更新するかもしれない。またバイエルンはホームでヴォルフスブルク相手に、24試合で22勝2分と負けなし。ただここのところ不振とはいえ、「非常に良いチームなんだ」と指揮官は警告。「手負の虎は危険なものだよ」言葉を続けている。