確かにロベルト・レヴァンドフスキは、再びバロンドールを手にすることは叶わなかった。だがその悔しさをエネルギーに変換し、週末のドイツ頂上決戦でゴールネットを揺らしてみせる姿は十分に想像しうるものである。
今回ブンデス350試合目を迎えるポーランド代表主将は、のべ349試合で319得点を記録。なかでも今回対戦する古巣、ボルシア・ドルトムントからは14回の対戦で20得点。
ブンデス史上、古巣相手にここまで得点を決めた選手はいない。そしてそのうち7試合でマン・オブ・ザ・マッチにも選出。これも同一カードによる最多記録だ。
一方で今回の対戦の注目は何も、レヴァンドフスキの独壇場にあるわけではない。若きストライカー、エルリング・ハーランドとの直接対決もまた、今回のドイツ頂上決戦における注目ポイントだ。
なおこれまでハーランドはレヴァンドフスキと5度に渡って対戦、そしてローグ戦3試合、さらにはスーパーカップで2度、いずれも敗戦。未来は確かにハーランドにある。だがいまこの瞬間輝きを放っているのはレヴァンドフスキ。では土曜日の試合は?キックオフは日本時間の26時半からだ。