代表戦期間直前の試合では、8人の選手が離脱状況にあったバイヤー・レヴァークーゼン。2週間後のリーグ戦再開のときもおそらくは、ある程度の戦列復帰しか見込むことはできないだろう。例えば開幕当初から股関節に問題を抱えるフロリアン・ヴィルツ、そしてふくらはぎの筋肉に問題を抱えるも「来週からチーム練習参加」(セオアネ監督)が見込まれるルーカス・アラリオなどは、復帰が見込まれる選手だ。
確かに今季はここまで「アップダウンを繰り返している」ことから、ヴィルツがどこまでプレーできるかは未知数ではあるものの、今は体幹と腹筋を重点的に鍛えており「うまくコントロールできている」とセオアネ監督。「ただELベティス戦で何の兆候もなかったが痛みがでてね。それで週末の出場を見合わせたのだよ。」そしてドイツ代表参加を見送るなど回復に努めているところであり、いまだ18歳の若武者について「3日に1試合出場するようなリスク」は避けたいとも強調している。
一方で足首の靱帯断裂と打撲を抱えるパトリック・シック、そして大腿筋へ筋損傷を抱えるカリム・ベララビと、ふくらはぎの筋腱損傷を抱えるチャールズ・アランギスについては、希望的観測でも大いに出場へ疑問符がつくと言わざるを得ない。「シックとベララビは来週から練習場に立てるかもしれないし、アランギスも同程度のあたりとみている」と指揮官。
ここまでについてはひとまずのところ、時間との戦いということになりそうだ。ただ膝の手術を受けたユリアン・バウムガルトリンガー、十字靱帯を断裂したティモシー・フォス=メンサーについては、まだ復帰までにしばらく時間が必要で、足首に骨浮腫を抱えるミッチェル・バッカーは、1〜3週間のスパンで復帰時期をみているとのこと。