敵地スタディオ・ヨルギオス・カライスカキスでの熱気に備えると共に、同時にそれを心待ちにしているアイントラハト・フランクフルト。「こういう試合のためにサッカー選手になるんだよ」と語ったエリック・ドゥルムは、「満員のスタジアムで、素晴らしい雰囲気の中、とても手強い相手との戦いとなる。ただファーストレグを踏まえて自信をもって臨みたいね」と意気込みを見せている。
リーグ戦での苦戦とは裏腹に、オリヴァー・グラスナー新監督はこの試合で、2試合を残してGL突破をも確定させることが可能。「我々の目指すところはあくまで、ヨーロッパリーグの全ての試合で勝利することにあるが、今回の試合で勝てば2位には入れる」と指揮官。ただ以前よりアキレス腱に問題を抱えていたフィリプ・コスティッチをはじめ、フルスティッチ、パシエンシア、レンツらが欠場。とりわけ重要な存在であるコスティッチに関しては、週末のフュルト戦でも「どうなるかわからない」という。
その穴埋め策としてはハウゲやリンドストロムを配置し背後に3バックを置く形や、ドゥルムを左サイドに配置する形、また4バックの可能性もある。また右サイドバックでもトゥーレに代わり、バルコクにチャンスが与えられるかもしれない。「我々にはいろいろとオプションがある」とグラスナー監督は強調。コスティッチ不在にも、「なんとかやっていける。それを木曜日にみせていきたい」と意気込みをみせた。