いまやアルフレッド・フィンボガソンが醸し出すその”脅威”は、相手に対する得点への脅威ではなくむしろ、自軍に対する負傷欠場の可能性への脅威の方が、はるかに多いものとなってしまった。2016年に加入して以降、これまで恥骨、足首、肩膝、ふくらはぎ、膝蓋腱、足首、アキレス腱などを抱えており、32歳のストライカーは現在も、再び負傷離脱へと入ることを余儀なくされている。
今回の原因は、アキレス腱だ。むしろ復調を期待して2部ハイデンハイムとのテストマッチで起用したアウグスブルク首脳陣だったが、「決して早すぎたということはない」とヴァインツィール監督は念を押しつつ、「今回は試合中のアクションが原因で負傷してしまった。リズムが欠けていると、多少なりとも痛みを抱えるものであり、こういうことを克服していかなくてはならないものでもあるよ」と言葉を続けた。
いまのところはまだ、フィンボガソンの復帰時期については全く見えていない。「必要なだけの時間を与えていく」と約束した指揮官は、この夏では順調に準備期間を過ごしながら、「その後に足首を痛め、そして今回はアキレス腱を負傷してしまった」ベテランストライカーを「決して見放すことはしない」と断言している。