「W杯を2年に1度開催?FIFAの願いと周囲の反応」スカパー!ブンデスリーガNEWS

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kicker2021/09/10 19:00
W杯を2年に1度開催?FIFAの願いと周囲の反応


 90年以上に渡ってワールドカップは、4年に1度のペースで開催が続けられてきた。だがFIFAは現在、この伝統に対して疑問の声をあげており、将来的には2年に1度のペースでこの大会を開催したいと考えている。いったい具体的には、どのようなプランを思い描いているのか?そして各界からはどういった反応がみられているのか?あらためて、以下で確認していこう。

改革案とは?

 すでに国際マッチの日程は2024年まで埋められている。ちょうどこの年にドイツでは、ユーロ2024を開催する予定となっており、さらにその2年後となる2026年には、北中米(カナダ、アメリカ、メキシコ)にてワールドカップが開催。FIFAによればその後から変更を行う考えを抱いているという。つまりワールドカップは複数年、そしてユーロやコパなど大陸別の大会は奇数年に行うということだ。FIFAでディレクターを務めているアーセン・ヴェンゲル氏は、先日kickerに対して独自のプランについて説明。それによれば試合数は増加することなく、むしろ選手たちには固定された休養期間が含まれており、国際試合への参加期間も移動距離も短縮されるという。「トーナメント方式の試合を増やして予選を減らす。それこそがファンの求めているものだ」ヴェンゲル氏はそう信じているのだ。

4年に1度?2年に1度?

  FIFA規約では、FIFA理事会が「連盟との協議の上」で、国際マッチの日程を決定し、さらにそれは「連盟、加盟団体、リーグを拘束するものである」と定められてる。なおその37名のメンバーのうち9枠はUEFAの代表者によって占められており、またワールドカップの開催地はFIFA総会によって決定。ちなみにワールドカップを4年に1度行うことは決して特別なことではなく、バスケットボールやバレーボールも同様。一方でハンドボールは2年に1度、アイスホッケーに至っては毎年開催。また五輪は4年に1度の開催ではあるのだが、夏と冬で2年ごとに行なっていることから、国際オリンピック委員会は2年ごとに多くの収入を手にすることができている。

反対の声

 だがUEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長は既に、ボイコットさえ辞さない姿勢を示しており、それ以外にも欧州クラブ協会をはじめ、欧州各国のリーグはもとより世界各国のリーグ、そしてファンたちからも反対の声があげられているところ。チェフェリン会長はブリティッシュ・タイムズの中で、「ワールドカップは4年に1度開催されることに意味がある」と語る。「人々が待ち望んでいた、オリンピックのようなビッグイベントなのだ。FIFAが正気に戻ってくれることを願っているよ」

ドイツの声

 ドイツサッカー連盟では非常に慎重な姿勢を示しつつ、「ドイツサッカー連盟では原則として、現在の4年に1度のワールドカップ開催のリズムが適切であると考えています」と、木曜日の声明の中で発表。ただこの問題については、今後、実行委員会の会議にて再度議論がなされる予定だ。一方でブンデスリーガの複数の代表者も、この計画に対して批判的な声を挙げており、とりわけ試合数の増加について警告。


 バイエルンのナーゲルスマン監督はそもそも「人気が欲しいなら希少価値があるべき」と指摘しつつ、「このような試合の氾濫は、試合の質の向上にはつながらず、悪化するものだ。魅力的じゃなくなれば、資金繰りは悪くなり視聴者も減ってくる。テレビをみるよりゲームの方が明らかに面白かったら?動けない選手をテレビでみてどう思う?決して自分たちのためにならないだろう」と述べ、「試合数が増えればクラブとしてより多くの選手をもたなくてはならない」と、コスト面や限られた人数における枠組みでのやりくりにおける矛盾を強調。グラードバッハのエベールSDも「ナンセンスだ。こういうインフレ的な考えをどうにかしないと。興味は上がるどころか失われる。」と厳しく批判。ヒュッター監督は「選手たちの負担は想像を超えるものだ」と付け加えた。
 

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