「リュディガー、セットプレー専門家導入に手応え「彼による部分が大きい」」スカパー!ブンデスリーガNEWS



アイスランド代表戦にて4−0と勝利を収めた後、TV局RTLとのインタビューに答えたドイツ代表、ハンジ・フリック監督は「まだ決して全て100%うまくいっているわけではないし、もっと改善していきたいと思っている部分はいくつもある」と説明。特に「ラストパス、得点を決められるという確信」という部分について指摘した。「ラストパスは常に正しい判断というわけではなかったし、タイミングもあまりよくなかったね」
ただそれでも取り掛かり中のタスクのうち、いくつかの点ですでに改善点が見受けられたこともまた確かだ。特にアントニオ・リュディガーが2−0とする得点を決めた、そのジョシュア・キミヒからの”チップ・イン”フリーキックは、今夏よりドイツ代表が導入している、セットプレー専門コーチのブットゲライト氏による影響が大きい。「彼が大きな役割を果たしてくれたよ」と、得点を決めたリュディガー本人もそれを認める。
フロック監督自身も、このことについて問われると、「狙ってなかった、といえば嘘になるよね」とニヤリ。今夏より就任したばかりの自身のアプローチが、早速目に見える結果として現れたことを評価しつつ、総じてみて今回のチームパフォーマンスについて「選手たちは、我々が求めていたことを実践してくれているよ」と称賛。ただ初陣となったリヒテンシュタイン戦のように、前線での安定性については物足りなさがみられたということでもある。
レオン・ゴレツカも「相手から得点への脅威を感じないのであれば、あまり複雑なプレーをしすぎないように言い聞かせていく必要がある。それならさらに1・2点は加点できた」と振り返ったが、それでも余り厳しい目で振り返りたくはないというのもまた、誰しもが今回のフリック監督の初陣で思うところであり、何よりも今回もっとも重要な部分は、このワールドカップ予選3試合で、しっかりと3連勝を果たしグループJ首位に君臨していることにあるといえるだろう。