水曜夜に行われたハンガリー代表戦にて、アダム・シャライは投入からわずか9分後に、歓喜の雄叫びを挙げることとなった。アンドラ戦で決めたこのPKによる決勝点のおかげで、まだ2022年ワールドカップ出場への望みは繋がれることになったのである。
特にシャライにとっては主将としての責務を果たしたことと、そして1度はコロナ陽性反応が確認されながらも、その後の3回の検査で陰性が確認されて再びピッチに立てた、その安堵感も感じていることだろう。これにより週末に控える古巣ホッフェンハイム戦でも、引き続きベテランFWはオプションとなることができるはずだ。
まずは木曜日にチームへと復帰し、金曜日から練習に参加する予定の同選手について、スウェンソン監督は復帰への期待感を示しつつ、改めて「(前節の)フュルト戦にて、彼がいかに素晴らしいパフォーマンスを発揮できるか。このチームにおけるその重要性の高さについて、改めて示してみせた」と称賛の言葉を贈った。
ただしアーロンについてはまだ練習再開を果たすことは叶わず、鼠蹊部の問題に悩まされているディフェンダーは、引き続き欠場を余儀なくされるところ。だがそれ以外の選手については、スウェンソン監督は全員をオプションとして計算することができ、デンマーク代表に参加していた新戦力、マーカス・イングヴァルトセンは水曜日から早速、移籍後初練習に参加している。