夏の移籍市場も閉幕し、代表戦明けには昨季ブンデス2位RBライプツィヒとの対決で、タイトル争いが再び幕を開けるバイエルン・ミュンヘン。果たして現在の戦力は国際舞台で抱く大きな野望に応えられるものなのか?ノイアー、パヴァール、ウパメカノ、エルナンデス、デイヴィース、キミヒ、ゴレツカ、ニャブリ、ミュラー、コマン、そしてレヴァンドフスキという先発11人は、明らかに机上ではブンデス10連覇を阻むようなものではないはずだ。
さらにDFのバックアップにはズーレ、クアッシ、スタニシッチの3人が控え、エルナンデスとパヴァールはCB/SBでプレー可能。中盤ではオールラウンダーのサビッツァを加え、残留したトリッソも長いシーズンでは貴重な戦力だ。両ウィングではサネとムシアラを加えて4人体制。CFとGKには頼れるベテラン、シュポ=モティングとウルライヒが控えているところ。
数的には揃ってはいても、ただ果たして3冠達成時と比較して、ボアテング、アラバ、マルティネス、ペリシッチ、コウチーニョらの不足分を十分に補切れるかは、これからみてみなくてはならない。またレヴァンドフスキの不在は昨季終盤でも国際舞台でのタイトル獲得でいかに重要であるかを思い知らされており、とりわけサネとニャブリといったドイツ代表2選手の更なる飛躍が求められることだろう。