この夏に開催されたユーロ2020にて、筋肉系の負傷を抱えたブレール・エムボロは、そのためアディ・ヒュッター新体制の夏季準備期間を全て不参加となっており、「もちろん、それはかなり辛い状況ではあったよ」とクラブ公式にてコメント。だからこそ今回の最初の代表戦期間は、「体力を回復するため日々努力中」の同選手にとっては、まさに好都合なものだ。
ただそれでもスイス代表には顔をみせており、そこで今夏より就任したムラート・ヤキン監督とも対面。特にヤキン監督はエムボロにとって、2014年にプロへと引き上げた恩師でもある。ただそれでも今は「時間を利用して回復することが重要だし、僕はグラードバッハの選手だから。早く復帰したいね」と参加を見合わせた理由について説明。それと同時に、スイス代表のワールドカップ出場についても自信を示している。
また所属するグラードバッハについても、ここまで3試合で僅か勝ち点1と、開幕ダッシュでつまづきをみせているが、「僕はここにきて3年になるけど、このチームがもつクオリティにはずっと自信を持ち続けている」とコメント。「まだ軌道に乗るようになる」と言葉を続けており、その最初のチャンスは代表戦明けに待つ、アルミニア・ビーレフェルト戦だ。