CL出場のアタランタ・ベルガモに続き、昨季スペイン王者アトレチコ・マドリーからの関心も伝えられた、東京五輪金メダリストのマテウス・クーニャ。そんな中で週末の試合ではメンバーにも加えられなかったことから、移籍市場終盤における動きがあるのではとの憶測を呼ぶこととなった。
しかしながら試合後、パル・ダルダイ監督によれば移籍金3000万ユーロはもたらすであろう、クーニャの売却は決してクラブの規定路線ではなく、むしろまだ状態が整っていないことが今回のメンバー外となった理由だという。「マテウスが再びチームの力になれる準備が整えば、再びプレーすることができるようになるよ」
その一方でリーグ戦では開幕から連敗スタート、いきなりつまづいた格好ではあるのだが、それでも「どの選手も闘争心をもって戦っていた」と指揮官。次節は王者バイエルンとの一戦が控えるが、「これまでは常に善戦を演じてきたし、うまく対応していきたい。ただこの試合では誰もうちに期待はしていないだろうが」とコメント。
なおケヴィン=プリンス・ボアテングの復帰に期待できるかどうかについては、今のところはまだ疑問符がつくところ。34歳のMFは背中に問題を抱えており、いずれにしても週末の試合でも本来60分程度の出場が予定されていたところ、最終的に43分のプレーのみにとどまっている。