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番組スタッフブログ|スカパー!サッカー中継

羽中田昌の「みんなの声がきこえる」ブログ 2014/07/11 11:30

【羽中田昌ブログ】ピックアップW・いよいよファイナル!

 


いよいよ残すところ2試合です。


3位決定戦とファイナル。


 


ブラジル時間で過ごす生活もあと僅かということで、


終わってからの時差ぼけも気になってきました。


 


どうしようー!


 


それでも相変わらず、夜中の散歩は愉しんでいます。


最近、散歩中に頭の中をよぎったことは、


ちょっと気が早いのですが、4年後のロシア・ワールドカップのことでした。


 


 


「次は、もっともっと中盤の見応えのある攻防が見たいなー」


 


「大敗したブラジル代表は、


どう立て直して、いったいどんなチームになってロシアで闘うのかなー」


 


 


ブラジル大会はブラジル大会ならではの魅力にあふれていましたが、


中盤から前の攻撃の局面にどこか物足りなさを感じていたことは否めません。


中盤で手数をかけることを省略して、できるだけ速く攻める傾向が強く、


一か八かのカウンターや、一か八かのダイレクトプレーが多かったのです。


 またドリブルによる無理な仕掛けも多いようにも感じます。


フットボールの魅力の一つである集団での駆け引きや


コレクティブな攻撃がもっとあってもいいのではないかと思いました。


 


ゴールを目指すことと、


駆け引きを愉しむ余裕を忘れてしまった試合が多かったのではないでしょうか。


 


ロシア大会は勝つためのプロセスに目を向ける大会であってほしい、


そんな気がします。


 


 


 


アルゼンチンのかつての名将メノッティが今回のブラジル代表の大敗について、


こんなコメントを残していました。


 


 


「ブラジルはフットボールをしたチームに負けた。


ブラジルはこの大会で一度もフットボールをしなかった。


スコラーニ(ブラジル監督)は、フットボールをすることではなく、


結果だけを求めていたのだ」


 


 


非常に厳しい言葉ですが、ぼくも同感です。


ブラジルサッカー界は王国地元開催の重圧に負け、


ブラジルらしいゴールへのプロセスを捨てて大会に挑みました。


 


 


「結果と同じぐらいにプロセスは大事だ」という言葉があります。


プロセスを大事にしたドイツがプロセスをかえりみなかったブラジルに勝った、


という言い方ができるのかもしれません。


 


プロセスを大事にするからこそ結果が得られるのだと、ぼくは信じます。


ストリートサッカーの遊びから生まれた騙し合いや駆け引き、


華麗なテクニックを使った創造力溢れるプレーが


今回のブラジルには見当たりませんでした。


 


それからサンバのリズムやカポエラのジンガの動きを取り入れた、


あの独特なダンスのようなフットボールも影を潜めていたと思います。


是非とも、ロシアではプロセスを大事にして「らしさと強さ」の復活を願いたい。


 


やっぱりワールドカップにブラジルの大敗は似合いません。


創造力は悲壮感からは生まれない、


感動や喜びや口角をあげた笑顔から生まれるのではないでしょうか。


 


どうか、ワールドカップを必死で闘う選手たちの表情から悲壮感が消え、


闘うことやプレーすることの喜びを思い出して、


少しでも笑顔が取り戻されますように・・・


 


 


 


さて、いよいよファイナルです。


優勝3回のドイツと優勝2回のアルゼンチンのビッグカードとなりました。


 


 


有利は攻守ともにバランスのとれた組織力のドイツ。


ボール保持率を高め、どこからでも点が取れます。


絶対的なエースやスーパースターが存在しないのもドイツの攻撃の強みです。


 


守備の強みは何と言っても守護神ノイヤーでしょう。


現在、世界ナンバー1GKと言って間違いない。


 


ディフェンスラインの後ろで、リベロとしての存在感も発揮し、


手さばきや反応だけでなく、卓越した足さばきも披露してくれます。


彼こそがドイツのスーパースターなのかもしれません。


 


攻撃的なチームでありながら、


GKがスーパースターというのがドイツの強さの秘密かな。


(みんな知っているので秘密ではありませんね)


 


 


 


一方、アルゼンチンですが、


このチームは生きるも死ぬもメッシ次第と言われていますが、


実は、そんなことはありません。


 


メッシをキャプテンにするなどして、周りにそう思わせておいて、


本当は中盤アンカーのポジションにいるマスチェラーノが仕切る


極めてディフェンシブなチームなのです。


 


マスチェラーノのカバーリングの能力は天下一品で、


全体の守備バランスが崩れることは滅多にありません。


穴がないのです。


 


さらに大会に入って、


勝つごとに、その守備が堅固になってきています。


ブラジルから7点とったドイツといえども一筋縄ではいかないでしょう。


 


攻撃はメッシを囮にして、


イグアインかラベッシあたりが活きれば、


ドイツの守備バランスに混乱を与えるチャンスが生まれるはず。


 


そして、その混乱が、


メッシのスーパープレーを生み出し、


「最後はやっぱりメッシか」になる可能性も少なくないと思います。


 


 


いずれにしても、日本時間の月曜日・早朝のファイナル、


これまで大会を通して数々の守備戦術の妙を見てきたので、


(ドイツにしてもアルゼンチンにしても)


攻撃がその守備戦術を上回るような展開から夢のゴールが生まれ、


ワールドチャンピオンが誕生することを願います。


 


 


ココロ動くフットボールの未来のためにも・・・


 


 


 


実は、夜中の散歩をしながら、もう一つ考えたことがありました。


 


 


「4年後のロシア大会のとき、自分はいったい何をしているんだろう?」


 


「んー・・・・、こうやって東京タワーを見上げているのかなー」


 


 


いやっ、きっと、どこかで監督をしている。


たくさん勉強して、たくさん経験して、選手たちとグランドに立っている。


もう一度、じっくりチャレンジしていこうと思います。


 


 


そして、いまよりも鋭く深い眼差しと穏やかなココロで、


次のワールドカップを愉しむことができれば最高です。


 


 


 


以上、それでは、みなさんお元気で。


今日もいいことがありますように。


 


 


今回を持ちまして、


羽中田昌の「みんなの声がきこえる」ブログを終了します。


1年9ヶ月に渡りお付き合いいただき本当にありがとうございました。


感謝、感謝、感謝の気持ちで一杯です。


たくさんの「いいね!」もありがとうございました。


 


 


必ず、どこかでブログを復活させますので、


そのときは、また是非ともよろしくお願いします。


 


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Jリーグマッチデーハイライト 2014/07/07 16:00

<7/20まで応募期間延長> 6/14 番組からのプレゼント!【マッチデーハイライト】

JMHligo 


 


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ご希望の方は、下記よりご応募ください♪


 


今日は、湘南ベルマーレの永木選手・武富選手にゲストにお越しいただきました!!


試合後お疲れの中、ありがとうございました!!


 


そして、コメンテーターには、ミスターベルマーレ・坂本紘司さん!!


今はベルマーレのスタッフとして活動中!


 


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ご出演ありがとうございました★


 


    


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※パネルはお選びいただけませんのでご了承ください


 


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締め切りは、6月28日(土)です。


※メンテナンス期間延長、及びシステム障害発生のため締め切りを7月20日(日) まで延長いたします。


 


システム復旧後より、ご応募いただけます。


 


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■放送スケジュール 


 


『Jリーグマッチデーハイライト』 


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羽中田昌の「みんなの声がきこえる」ブログ 2014/07/04 14:00

【羽中田昌ブログ】ピックアップW・プロホガソン!

 


プロホガソンとはポルトガル語でいう延長戦のこと。


また、ブラジルでは延々、至る所で試合後に続けられるサッカー討論


のことをプロホガソンとも言うそうです。


 


 


そういえば、ぼくもスペイン留学時代、よくプロホガソンをやっていました。


スペイン語ではプロロガになりますが、


“試合後の討論”の意味として使われるかは定かではありませんが、


よくビノ(ワイン)を飲みながら朝まで熱く語り合ったものです。


 


今でも思い出すのが、


バルサvsレアルマドリードのクラシコを観終わったあとのプロホガソンです。


 


フィーゴとロベカル(ロベルトカルロス)のサイドでの1対1の攻防で、


ロベカルは、ドリブルで攻めるフィーゴの縦を切るべきか中を切るべきか、


というテーマで朝までということがありました。


 


そもそも周囲の状況次第で縦を切ったり中を切ったりするのですから、


結論など出せるわけがないのですが、そんな時間がやけに懐かしくなります。


 


日本代表が負けて、一気にブラジルのワールドカップ熱が冷め、


話題は早くも次の監督選びに切り替えられているようです。


 


 


が、しかし・・・


 


 


ぼくはもう少しザックジャパンのプロホガソンがあっていいように思います。


それが日本のサッカー文化を育む貴重な時間になるはずです。


そして、サッカーの大いなる愉しみの一つではないでしょうか。


 


 


 


 


さて、決勝ラウンドの一回戦が終わり、


驚くべきは8試合中5試合がプロホガソン(延長戦)に突入したこと。


これはベスト16の闘いの新記録だとか。


 


因みにワールドカップ全体では1990年イタリア大会の8試合が最高で、


この記録も軽く抜きそうな勢いです。


 


 


何故、こんなにも延長戦が多いのか?


 


 


本当はこれもプロホガソンで語り合いたいところですが、


ぼくなりに考えてみました。


 


「力の拮抗」「粘り」「最後まで諦めないから」といった視点ではないところで、


この現象を語ってみたいと思います。


 


 


 


延長戦が多く生まれる理由の一つに守備戦術が際立っている、


という見方があります。


 


ぼくが理解している“戦術”の基本的な意味は、「困難な状況を解決する方法」。


攻撃時には、敵の妨害という困難な状況を解決し、


守備時には、敵の鋭い攻撃という困難な状況を解決するのです。


 


ここ何年かの世界のサッカーシーンを眺めると、


クラブレベルでは、


史上最強と謳われたペップ・グアルディオラが完成させたバルサの攻撃を


如何にして打ち破るか、という守備戦術の追求でした。


 


また代表レベルでは、


スペインのチキタカ(細かいパスをつなぐスタイル)を


如何にして封じ込むのかの追求だったはず。


(日本代表は打ち破るのではなく、パスサッカーを目指したわけですが・・・)


 


そして、世界中で行われてきたこの飽くなき追求が実を結んだのが、


 この決勝ラウンドだったというわけです。


 


 


 


こうして、決勝ラウンドのトーナメント方式になると、


各チームがさらに守備の意識を強めて、


ゴールが生まれ難くなるとともに、プロホガソンへと突入。


 


延長戦になって、


ようやく体力の消耗とともに訪れる守備の破綻によって、


ゴールが生まれ決着がつくという流れになったのではないでしょうか。


 


 


 


と、まー、目の前のピッチ上の攻防だけではなく、


時間を遡って俯瞰的に眺めてみたら、


あくまでも、ぼくなりのこんなストーリーが浮かんだ、というわけです。


 


本当はもっともっと、さまざまな要素が絡み合って、


1本1本の糸が布地を織り出すように相互作用しながら、


プロホガソンへと突入して行くのでしょうが・・・


 


 


 


さー、ここから先も、


どのような闘いが展開されて行くのか、愉しみでなりません。


ダイレクトプレーばかりが持て囃されるのではなく、


コレクティブな攻撃から意図的にゴールを狙うような形が増えることも、


ぼくは期待しています。


 


 


ベスト8の対戦はブラジルxコロンビア、フランスxドイツ、


オランダxコスタリカ、アルゼンチンxベルギー。


これは国名を見るだけでも痺れますね!!!


 


 


 


では、また次回お会いしましょう。


今日もいいことがありますように。


 


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羽中田昌の「みんなの声がきこえる」ブログ 2014/06/27 14:00

【羽中田昌ブログ】ピックアップW・日本敗退!

 


ワールドカップ開催に伴い東京で昼夜逆転の生活をしているので、


最近のぼくのお気に入りは、夜中の散歩をすることです。


涼しくも若干湿り気の多い空気を味わいながら、ときどき夜空を見上げながら、


地球の反対側で繰り広げられている激闘を振り返っています。


 


 


昨夜は、グループステージ敗退が決まった日本代表のことが、


頭から離れませんでした。


 


 


「なぜなんだろ、なぜなんだろ?」


 


 


考えさせられました。


さまざまなコトが頭の中に浮かんでは消え、


そのうち何が何だか分からなくなってしまいましたが・・・。


 


 


ぼくなりに一番強く思ったのは、こんなコトです。


果たして、今回の日本はブラジルの地で躍動するために、


つまりワールドカップで勝つためのチーム作りをしてきたのか・・・。


 


もちろん、選手たちはじめチームに関わってきた一人一人は、


しっかりと準備をしてきたと思います。


いや、してきました。


 


 


しかし、コロンビア戦の結果と内容は、


「やっぱり、そうなったか。こういう戦況は十分に予想できたはずなのに」と、


首を傾げたくなるモノでした。


 


 


どうして、あそこまで真っ向勝負を挑まなければならなかったのでしょう。


ぼくは、どう解釈すればいいのか、戸惑っています。


 


 


 


相手はカウンターアタックを得意とするチーム。


攻撃的なパスサッカーをする日本が、


どうしても点を取って勝たなければならない状況で、


さらに前がかりになってくれることを期待していたはずです。


 


だから、コロンビアにとって日本の闘い方は、


思う壺だった、と言えます。


 


日本は、一生懸命やったけれど、


ブラジルワールドカップという構造を無視した闘い方しか、


できなかったのではないのか。


 


 


勝つために自分たちの力を最大限に発揮できなかったと言えます。


つまり攻撃的なパスサッカーで日本らしくプレーすることだけに重きを置き、


ピッチや気候、大会の流れや空気感などの大会コンディションがどうなのか、


(ぼくの知らない、もっといろいろな条件がそこにはあるはず)


 


相手のスタイルがどうなのか、


また自分たちのコンディションや技術レベルはどうなのか、


そういった構造的な様相を踏まえた闘いをしていなかったのではないでしょうか。


 


これが、メディアで乱発されている「世界との差」なのだとぼくは思います。


簡単に片付けてしまっている「決定力不足」なるモノではありません。


 


 


日本は、代表選手とパスサッカーありきのチーム作りだったと思います。


振り返ってみると、ザッケローニ監督の手腕を最大限に生かすのは、


果たしてパスサッカーだったのか?


 


ザッケローニは素晴らしい監督だと思いますが、


条件によって力が発揮できないということはよくあることです。


 


 


 


オランダは、本来、ボールを長い時間持ってパスを多投する攻撃サッカー。


それが中心選手であるストロートマンのケガによる離脱で、


ファンファール監督は、「自分たちはポゼッションができない」と公言し、


守備的でカウンター狙いのスタイルに躊躇なく変えてきました。


 


 


た、ブラジルは大会コンディションなどを考え、


華麗なパスサッカーをやろうと思えば間違いなく高いレベルでできるはずですが、


ネイマールという才能を生かしながら堅守速攻のスタイルをとっています。


 


 


8人もメンバーを落として日本を打ち砕いたコロンビアにも


近いことが言えるでしょう。


 


 


さらにアルゼンチンはどうか。


最大限にスーパースターのメッシを生かすことを選択しました。


組織的な美は感じられませんが、そうすることが、


ワールドカップを制する可能性を高めると判断したのです。


 


 


 


日本サッカーは、


まだワールドカップというモノがどういうモノなのか、


よく分からないなのかもしれません。


もちろん、ぼくもです。


 


 


 


さて、すでに次の2018ロシア大会に向けて、


新たな監督選びが始まっているようですが、これって、焦っているのでは?


 


ブラジルは現実的なスタイルを目指してスコラーニ監督を呼び戻しました。


アルゼンチンはメッシシフトを成功させるためにサベージャ監督を招聘。


 


もう少し時間をかけてから動き出しても決して遅くはないはずです。 


 


 


 


夜中にもライトアップされている東京タワーが、焼けに切なくも見えましたが、


散歩をしながら、そんなことを考えていました。


 


 


 


ザックジャパン、ご苦労様でした。


 


 


 


そして、ワールドカップのクライマックスはこれからです。


 


 


 


 


それでは、また次回お会いしましょう。


今日もいいことが、ありますように。


 


 


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羽中田昌の「みんなの声がきこえる」ブログ 2014/06/20 12:00

【羽中田昌ブログ】ピックアップW・情報戦!

 


日本時間6/13早朝、開幕戦キックオフの笛が鳴らされてから早6日。


ぼくの生活は東京にいながらにして、完全にブラジル時間になりました。


夜中から朝にかけてサッカー観戦&スカパー!のサッカー番組に出演して、


昼夜逆転の生活です。


 


 


おかげさまでワールドカップを満喫しています。


一巡目が全て終わり、印象的だったのは逆転劇が多いこと。


これは選手交代の妙を含めて、


状況に応じた戦い方が影響していると言えるでしょう。


 


当たり前ですが、様々な外的要素を考慮する必要がある、


ある意味、戦術的な大会になっています。


 


 


 


さて今回は、


グループステージ第一節スペイン対オランダ戦をピックアップしてみました。


ぼくなりに、この試合を紐解いてみたいと思います。


 


何故オランダがスペイン相手に、


5対1の大勝というような試合運びができたのか?


 


 


 


一巡目の屈指の好カードであるこの闘いは、


まさに試合が始まるずっと前からすでに始まっていたのです。


キックオフのとき、いや相手の先発メンバーを知ったとき、


オランダのファン ファール監督は、密かにほくそ笑んでいたはず。


 


なぜか?


 


ファン ファールは、


スペインの先発メンバーをコントロールしようと目論んだからです。


センターバックにハビ マルティネスではなくてピケを、


右ウィングにペドロではなくシウバを先発させたかった。


 


そのために情報戦を仕掛けたのではないでしょか。


試合の数日前に、わざわざ自分たちの闘い方の一部をメディアに発表しています。


世界一の相手に対して、結果を重視して守備的に戦うこと。


 


フォーメーションを5バックにすること。


ドン引きしてコテコテに守り、


チャンスがあったらカウンターでゴールを目指すと、


世界中に強くイメージさせました。


 


となると、スペインは低い最終ラインの裏の狭いスペースを狙うのが難しくなる。


わざわざオランダの守備ラインを下げさせる必要もないので、


その前をかき回すことに重点を置きたくなるわけです。


 


 


そう、


だからスペインのデルボスケ監督はペドロではなくシウバを先発させた。


それから、フィード力のあるハビ マルティネスの


最終ラインの裏を狙う長いパスも必要なし、と判断したのです。


 


結局、高さと守備力を優先して、


体調があまりよくなかったピケの先発を決めました。


 


ピケもフィード力には定評がある選手でしたが、


今シーズンは所属クラブ(バルサ)の監督方針で長いボールを蹴る機会が、


ほとんどありませんでした。


 


くして、前回大会のファイナリスト同士の闘いがキックオフされます。


サプライズでした。


そして、緻密でした。


 


ファンファールは、公言通りの5バックできましたが、


なんと、ラインを極端に高い位置にしてきたのです。


ドン引きではありません。


 


試合前、ラインの高さに関するコメントは一切なく、


公開トレーニングでもそれは漏れていませんでした。


正に情報戦ですね。


 


オランダは、スペインの主戦場ともいえる中盤をコンパクトにして、


得意の細かいパスをテンポ良くつなぐチキタカの妨害に成功。


 


繰り返しになりますが、裏を狙う動きをするペドロと、


裏へのフィードを得意とするハビ マルティネスが先発でなかったことは、


それを容易にしました。


 


スペインはファンファールの罠にひっかかったのです。


 


 


 


現代サッカーにおいて、対戦相手の分析は常識。


相手の長所を消す、あるいは最小限にしてこそ、自分たちのサッカーが貫ける。


つまり「自分たちのサッカーをする」という頻繁に使われている文言の中には、


すでに相手の長所を消して短所をつく、という大前提があるのです。


 


サッカーは11人でやるのではりません。


22人でやるのです。


対戦相手を考慮しないで試合は成り立たない。


それがサッカーの現実です。


 


 


 


それにしても、今回のワールドカップは読めません。


 


 


 


それでは、次回またお会いしましょう。


今日もいいことがありますように。


 


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