
トッテナム(イングランド)のハリー・レドナップ監督は現地時間15日、ボールがゴールラインを割ったかどうかの判定について技術導入をすべきとの見解を示した。トッテナムは同日のイングランド・FAカップ準決勝でチェルシーに1対5と敗れたが、チェルシーの2点目がゴールラインを割っていなかったのではないかと議論を呼んでいる。ロイター通信が報じた。
トッテナムは1点を先行されて迎えた48分、チェルシーFWフアン・マヌエル・マタのゴールでリードを2点に広げられた。マタのシュートはゴールライン上にいた選手たちに阻まれていたが、主審はトッテナム選手たちの猛抗議にもかかわらず、チェルシーの得点としている。
このときゴールライン上にいたチェルシーDFジョン・テリーは試合後、「マタのシュートは、自分に当たって越えていなかった」「ラインを越えたとは、正直思っていない。副審も越えたと判断したようだけど、それについては僕たちはどうすることもできない」と振り返り、ゴールラインを割っていなかったと認めた。
トッテナムは昨季のプレミアリーグ・チェルシー戦でも、チェルシーMFフランク・ランパードのシュートがゴールラインを越えていないにも関わらず得点が認められ、この同点ゴールが響き1対2で敗戦。今年もチェルシー戦で不運な判定を受けることとなった。
トッテナムのレドナップ監督は、「2点目はひどかっただろ? ゴールとは程遠いものだった。正直なところ、あれはミスだ。主審は大きなミスをした」とコメント。「主審は故意にやったわけではない。だが、どうしてあれをゴールにするのか分からないね。ライン上に選手たちの体があったんだ。ボールがそれらを越えていくなど不可能だった」と、判定への不満をあらわにしている。
その上で、同監督は「ゴールラインの判定に関する技術導入が必要だ」とコメント。「大事な判定が正しくないという状況を続けることはできない。判定が正しくなかったということは、選手たちの反応で分かるし、テレビで見たが明らかに入っていなかった」と続け、再発防止のためにも技術導入をすべきとの考えを強調した。
ただし、レドナップ監督は「それで負けたとは言わないよ。ただ、1対2のビハインドじゃなかったら、我々が再び試合をオープンにすることはなかっただろう」ともコメント。議論を呼ぶ判定が敗戦理由のすべてではないとも話している。
来季チャンピオンズリーグ(以下CL)出場権の4位争いでは、6位チェルシーより有利な位置にいる4位トッテナム。レドナップ監督は「我々は立ち直り、4位の座をつかまなければいけない」とコメント。「私はまだやれると思っている。だが、チームは気持ちをしっかりとさせ、4位を目指すという意思と願望を持たなければいけないね」と、CL出場への意気込みを示した。

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